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レジャー・祭り

タイ旅行【マッサージ】の後チップを渡さないとどうなる?相場金額は?

「チップはどのぐらい渡せばいいの?」
「チップはすばらしいサービスを受けたときだけ渡せばいいのかな?」
「チップのことを考えるのは正直めんどくさい……」

などチップに対して不安はありませんか?
日本にはない習慣ですし、チップがどういうものか分からない人も多いのではないでしょうか。
私も以前要求されるままにチップを渡したのですが、結果渡し過ぎていました。

そこでこの記事では、

  • チップとはそもそもどういうもの?
  • チップを渡さないといけない理由3選
  • チップの相場金額

について解説していきます。

この記事を読めば、タイで働くマッサージ師にとって、チップは生活する上でとても大切だと分かります。
また自分のためにマッサージしてくれたことに対して、「ありがとう」と感じるようになるでしょう。

マッサージ師の生活のため、また感謝を伝えるために、チップは必要だと思えるようなりますよ。

ぜひ最後までお読みください。

タイ旅行【マッサージ】の後チップは必須!

チップと聞くと欧米の文化と思うかもしれませんが、タイにもチップの習慣があります。
Asia Acess」という旅行サイトによると、欧米の観光客からチップの文化が持ち込まれ、定着しました。

タイ社会では、誰かが自分のために何かをしてくれた時には、チップを渡すのが礼儀。
何かサービスを受けたときにはチップを渡しましょう。

チップとはそもそもどういうもの?

サービスを受けると聞くと、何か特別なことをしてもらう気がしませんか。
そこで初めに、チップとはどういうものかについて説明していきます。

  1. 料金に含まれているものは物への対価のみ
  2. 日本のサービス料|実は日本にもチップに代わるものがある

一つずつ見てきましょう。

料金に含まれているものは物への対価のみ

例えば、あなたがカフェで1杯300円のコーヒーを注文するとします。
席に座って友達と会話していると、店員はコーヒーを準備して、席まで持ってきてくれるでしょう。

カフェではよく見る光景ですが、どこがサービスにあたるでしょうか?

この「コーヒーを準備して、席まで持ってきてくれる」ことが、それにあたります。
「店員さんだから当然じゃない?」と感じるかもしれませんが、自分のために動いてくれる行為がサービスです。

チップの習慣がある国では、物の料金は店に、サービスに対しては人に支払うものとされています。

コーヒーの料金300円にサービスの料金は含まれていません。
そのため持ってきてくれた人に対して別で支払う必要があり、これがチップです。

対応の良し悪しによって、相場より上げたり下げたりしてもOKです。
自分のために動いてくれてるので、必ず渡すようにしましょう。

メモ

マクドナルドやスターバックスなどのセルフサービスの店や、あらかじめサービス料が含まれている場合は基本的にチップは不要です。
※高級店などでは、サービス料が含まれている場合でもチップが必要な場合もあります。

日本のサービス料|実は日本にもチップに代わるものがある

日本でも江戸時代以来、茶代や心付けと呼ばれるチップ制度がありました。

しかし「帝国ホテル百年史」によると様々な問題があり、昭和初期に帝国ホテルからノーチップ制に代わったとされています。

チップに代わってうまれたのがサービス料です。
今もホテルや高級レストラン、エステを受けた時に、請求書に書かれているのをご存じでしょうか。

請求書にあらかじめ料金の10%~15%が上乗せされ、自動的に支払う仕組みがつくられました。
以前は全社員で分配をしていましたが、現在はサービス料も含めた月給制となっています。

このサービス料は直接従業員に支払われていませんが、安全かつ快適な設備やサービスを整えていることへの対価とされています。

現在の日本のサービス料は海外のチップと少し違いますが、心地よく過ごすための対価という意味では同じかもしれません。

チップを渡さないといけない理由3選

それでは次にタイでマッサージを受けた後、チップを渡さないといけない理由について3つ説明します。

  1. 生活費に関係する
  2. 体の負担が大きい
  3. 自分のサービスが悪いと感じる

チップがとても大切だと思っていただけると思います。

①生活費に関係する

タイのマッサージ師の基本給は、チップを見込んでかなり安く設定されています。
多くは料金の30~50%を手取りとして店から受け取り、後はお客さまからのチップで生活しています。

お客さまが来ない日もありますし、体力的にも何十人も施術できないので、店から受け取る給料は10,000バーツ程度でしょう。

バンコクでの住居費が2,000~5,000バーツ程度、水道光熱費が、500~2,000バーツ程度。
これに加えて食費、交通費、仕送費などを考えると基本給だけでは生活ができません。

チップはマッサージ師にとって大切な収入源となっています。

②体の負担が大きい

マッサージの仕事は重労働です。
マッサージ師は1時間から2時間の施術中、ずっと手や足を使って、疲れを癒やしてくれています。

同じ姿勢でおこなうことも多く、肩こりや腰痛に悩まされているマッサージ師も多いでしょう。
施術後はぐったりかもしれません。

またマッサージ師は10時間以上働くことが普通で、月の休みも多くて3日程度という人が多いです。
日本では週休2日制が多いため、休みが月3日は驚きませんか。

マッサージを受けるときは感謝の気持ちを持てるとよいでしょう。

③自分のサービスが悪いと感じる

マッサージ師にとって、チップは生活費の一部であると同時に、自分がおこなったサービスの対価でもあります。
よいサービスであれば相場よりも多いチップを、悪ければ少ないチップをもらえます。

よいサービスをすると収入が増えるのであれば、やる気も出るのではないでしょうか。

チップを渡さないのは、サービスが最低だったと意味します。
そのため、「自分がおこなったサービスやマッサージが嫌だったのかな?」と思われるかもしれません。

特に問題はないのに不安にさせてしまうのは、かわいそう。

マッサージの後は、「ありがとう」と笑顔でチップを渡すようにしましょう。

【チップの相場金額】一般店と高級店の違い

タイでマッサージの後はチップが必要と説明してきましたが、どのぐらい渡すのがよいでしょうか。
そこで最後に、チップの相場金額と正しい渡し方を説明していきます。

  1. 一般店の相場金額
  2. 高級店の相場金額
  3. チップの渡し方

相場を知ると、不安なくチップを渡せると思いますよ。

一般店の相場金額|1時間50バーツから100バーツ

一般のマッサージ店とは1回の施術が1,500バーツ以下でマッサージを受けられる店です。

例えば、大きな部屋に間仕切りのカーテンが引かれている庶民的な店や、インテリアにこだわった個室タイプの店など。

これらの店でタイマッサージや足裏マッサージを受けた場合、1時間50バーツがチップの相場とされています。
もしサービスが良かった場合は、100バーツ以上渡してもよいでしょう。

もしオイルマッサージであれば、相場が異なります。
普通のサービスで100バーツ、良いサービスで150バーツ程度が相場となるようです。

高級店の相場金額|1時間100バーツから200バーツ

高級のマッサージ店とは1回の施術が2,000バーツ以上でマッサージを受けられる店です。
現地のセレブ達も通う高級一軒家スパやホテルスパですね。

チップの相場は1時間100バーツ以上、2時間の場合150バーツから200バーツ以上とされています。コースは2時間が多いようです。

サービスが素晴らしければ、もう少し多く渡してもいいでしょう。

また高級店の場合、マッサージ師が数人つくことも珍しくありません。

そのときは、「相場の金額×人数分」を渡すとよいでしょう。
まとめて一人にではなく、一人ひとりに渡すようにしてください。

一般のマッサージ店と比べると高額ですが、日本と比べると3分の1程度とリーズナブルにマッサージを受けられるでしょう。
思い出やご褒美に受けるのもよいかもしれません。

知っ得!チップの正しい渡し方

チップは店を出るとき、マッサージ師が見送ってくれるタイミングで渡すのがよいでしょう。
基本的にマッサージ師は帰る際、出口付近で見送ってくれます。

「来てくれてありがとう。」と見送ってくれていますが、「チップをお願いします。」という暗黙の意味もあるそうです。
そのため、この時に渡すのがベストのタイミングといえます。

また渡すときに小銭で渡すのは厳禁。
100バーツを渡すときに「50バーツ×2枚」や「20バーツ×5枚」でも大丈夫ですが、小銭は避けるようにしましょう。

【win-win】感謝の気持ちも込めてチップを必ず渡そう

以上、今回はチップの必要性と相場について説明してきました。

日本人にとってチップはあまりなじみがありません。
「チップは気持ちだし、払っても払わなくてもどっちでもよいもの」などと認識されがちです。

しかし実際には生活費の一部であり、サービスの満足度を知るためのツールとされています。

ポイント

・チップとはそもそもどういうもの?
・チップを渡さないといけない理由3選
・チップの相場金額

チップを渡すときに一番大切なものは感謝の気持ち。
お互いに気持ちよく別れられるために「ありがとう」と心をこめてチップを渡せるとよいでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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