たしかにそのように思いますよね。
しかし、同じように思えて、実は意味の違いは意外にハッキリしているのです。
この記事では、「陰キャ」「コミュ障」「人見知り」の意味の違いをわかりやすく説明します。
また、これらからの脱却術や「陰キャ」「コミュ障」「人見知り」が決して悪いモノではないことも解説しました。
読み終えたころには、少しでも安心ができて、明日からの自分を好きになってあげられるでしょう。
陰キャ・コミュ障・人見知りの意味の違い
それでは早速、陰キャ・コミュ障・人見知りの意味の違いについてご紹介していきます。
それぞれの意味の違いは以下の通りです。
- 陰キャ=暗いキャラクターの人
- コミュ障=人と話すことが苦手な人
- 人見知り=初対面の人となかなか打ち解けられない人
一つずつ順番に見ていきましょう。
陰キャ=暗いキャラクターの人
陰キャとは「陰キャラクター」を略称したスラングです。
「陰」の字が使われている通り、暗い性格の人を言い表しています。
- 根暗の人
- 内気な人
- ネガティブな人
- 服装が地味であったり、ダサかったりする人
これらは、中高生・大学生などのスクールカースト制度で底辺に位置するような人たちですね。
逆に上位にいる派手な見た目や明るい性格の人たちを「陽キャ」と呼びます。
暗い性格で教室ではいつも隅っこにいるような人をイメージしていただければ大丈夫です。
コミュ障=人と話すことが苦手な人
「コミュ障」は「コミュニケーション障害」を縮小した言い方で、人と話すことが苦手に感じる人を指します。
人と目を合わせて話せられなかったり、緊張して声が裏返ったりしてしまうような人ですね。
少人数でいるときは話の中心になれても、4人以上になるとしばしば他の人の話を聞いているだけになります。
こういった人たちに共通することは以下の2点です。
- 人目を気にする
- 自分が間違ったことを言ってしまい、その場の空気を乱してしまうことを恐れたりする
人見知り=初対面の人となかなか打ち解けられない人
「人見知り」は、初対面の人との打ち解けに時間がかかるような人を言います。
コミュ障と意味が若干被るように思えますが、明確な違いはあります。
- コミュ障:話題を持ってはいるけど、緊張してしまいうまくしゃべられない
- 人見知り:相手と話していくための話題すら持っていない
このようにして、整理できるかと思います。
陰キャ・コミュ障・人見知りの使い方
次に、陰キャ・コミュ障・人見知りの使い方について解説していきます。
- 陰キャ「~な人・~グループ」
- コミュ障「~持ちの人」
- 人見知り「~がある・~をする」
それぞれ順番に解説していきます。
陰キャ「~な人・~グループ」
陰キャは、「陰キャな人」「陰キャグループ」と言うように使ったりします。
僕自身学生時代に、
などの会話を耳にしました。
「陰キャグループ」もそういった陰キャな人が集まった界隈を指しているものですね。
類は友を呼ぶとはよく言ったもので、陰キャグループもまた、暗い性格の人の周りに暗い性格の人が集まるのです。
少数派の趣味を持っている者同士、ファッションを気にしない人たちなどで、気が合うものなのでしょう。
また、そのような人たちをひとまとめにして、「陰キャ」と総称することもあります。
コミュ障「~持ちの人」
コミュ障の使い方は、「コミュ障持ちの人」と言ったりします。
「ぜん息持ち」と言い表すことと同様の言い方です。
一種の病気を持っているとまでは言わないにしても、病気を持っていることと同じニュアンスを感じるものですね。
人見知り「~がある・~をする」
人見知りの使い方は、名詞的な用法がメインです。
このようにして、自分が人見知りであることを自覚する際に用いられます。
陰キャ・コミュ障・人見知りからの脱却
陰キャ・コミュ障・人見知りをできれば改善したいと思いますよね。
それぞれの脱却術は以下のようになります。
- 陰キャ:外見を整え、常に笑顔を振りまこう
- コミュ障:聞き上手に徹しよう
- 人見知り:自分の話題をいくつか持っておこう
一つずつ確認していきましょう。
陰キャ:外見を整え、常に笑顔を振りまこう
「私ってもしや陰キャかも…」と感じた人で少しでも脱したいと思っている人は、ご安心ください。
その暗いと思われる外見を磨けば大丈夫です。
- ぼさぼさな髪形から爽やかな髪形に変える
- ヨレヨレな服や暗い色の服から明るい色の服にチェンジして相性のいい組み合わせに着こなす
自分ではできないと思うならば、アパレルショップへ行き、店員さんにコーディネートしてもらうなりしてみてください。
そして何よりも、笑顔が大事です。
人と話すときや挨拶を交わすときに笑顔を振りまくことで、相手も明るい気持ちになります。
不自然な笑顔でいると逆に気持ち悪がられるかもしれないので、無理せず笑えるような話で笑っていきましょう。
そして、その笑顔も自然なものになることは間違いありません。
コミュ障:聞き上手に徹しよう
コミュ障の人は、人と話すときのてんぱり癖を少しでも和らげたいのであれば、聞き上手に徹しましょう。
相手と話したい話題があれば、相手も同様にあなたと話したい話題があるのです。
相手の話したいことに対して、聞き上手になれば問題ありません。
相手の話に共感し、自然に笑顔になり、相手と目を合わせて話が広がっていけばもう完璧です。
そこから自分の話も交えていけばいいでしょう。
人見知り:自分の話題をいくつか持っておこう
人見知りの人は、そもそも自分の話す話題がないことが一番の問題です。
まずは自分の話す話題をいくつか持っておきましょう。
初対面の人に対しては第一印象が全てであります。
「自分はこんな人間です」ということさえ伝われば、相手はあなたに興味を持ってくれるかもしれません。
自分の好きなことや地元にまつわる話などをしていくことで、相手との共感点も見つかり、仲が深まっていくでしょう。
僕はサッカーが大好きですが、それ以外にも好きな音楽や好きなYouTuberなどたくさんあります。
初対面の人と地元の北海道の話もしだすと、そこからの話が尽きなかったりします。
相手に興味を持ってもらうために、自分の話題を持っておくようにしましょう。
陰キャ・コミュ障・人見知りは決して悪いことではない
陰キャ・コミュ障・人見知りは、イメージが悪いように書いていきましたが、決して悪いことではありません。
- 暗い性格
- 目を合わせて話せない
- 自分の話題がない
こうした悪いイメージは感じてしまうでしょう。
しかし、そうであるからこその長所も、それぞれにあるのです。
陰キャな人は、静かな様子であるがゆえに落ち着いていそうな人に見えることがあります。
コミュ障持ちの人は、間違えた発言をしないようにしているからこそ、相手への気遣いを心がけていたりするものです。
人見知りをする人は、余計な一言で相手に悪い印象を与えないよう、物事を慎重に進めていけるのでしょう。
当てはまっていると感じている人も、そんな自分を責める必要は全くありません。
それぞれの利点を活かして、変わることはできます。
ありのままの自分を愛し、自分のペースで構いませんので、人と無理なく話せる明るめな人になってみてください。