言葉の意味由来

スパゲッティをパスタと呼ぶのはなぜ?理由を徹底調査してみた!

  • スパゲッティとパスタは何が違うの?
  • パスタって色んな意味で使われているよね?

筆者もこのように「何が違うのか」や、「いつから呼び名が変わったのか」が、明確には分かりませんでした。

パスタを食べに行こうと言われれば、スパゲッティが食べたいのか、というくらいの認識しかなかったからです。

では、この違いはどこが境界線になるのか、以下で解説していきます。

ポイント

①「スパゲッティ」を「パスタ」と呼ぶ理由

②「スパゲッティ」と「パスタ」の違い

この記事を読めば違いが理解でき、正しい使い方をマスターできますので、ぜひ最後までお読みください。

【徹底調査】スパゲッティをパスタと呼ぶ理由

平成2年頃イタリアンブームが起き、スパゲッティとマカロニ以外のパスタ全般を総称して、「パスタ」と呼びだしたのが始まりです。

その背景に1972年発足した日本マカロニ協会が、2002年に日本パスタ協会と名称変更したのも、広めた後押しになりました。

そして、オシャレな言い方として若い世代を中心に、スパゲッティも含めパスタと呼ばれるように変化しています。

その例として、世間ではどのように解釈されているのか、こちらをご覧ください。

このように、多くの人が正しく理解しておらず何となく、「パスタ」と呼んでいるのが現状です。

違いを知り、説明もできると知人や家族からの印象も、グッとよくなりますよ!

正しい意味を知る為に、違いから順番にみていきましょう。

「スパゲッティ」と「パスタ」の違い

まず意味の違いとして、辞書で調べてみました。

【スパゲッティ】

パスタの一種で、小麦粉で作る棒状の麺。

引用:weblio国語辞典

【パスタ】

小麦粉を水や卵で練った麺。

引用:weblio国語辞典

なんとなく違いは分かりますが、辞書の内容だけでは、中々使い分けをするのは難しいですよね。

この内容からも見てのとおり、違いがかなり分かりにくいのが特徴です。

意味を調べようと検索しても、明らかな違いが分からないと、言葉としての使い分けも難しくなりますよね。

では、それぞれの「名称の特徴」を見てみましょう!

「スパゲッティ」

直径が1.2mm以上、2.5mm未満の細長いパスタ麺をスパゲッティと呼びます。

イタリア語では「ひも」を意味していますね。

「スパゲッティー」など少し違う呼び名もありますが、基本的には同じ意味で使われます。

パスタの種類の一つがスパゲッティ、と覚えると分かりやすいです。

「パスタ」

650種類以上ある様々な麺の総称です。

個々の名称は、麺の長さと直径によって決められており、「ショートパスタ」や「ロングパスタ」など様々です。

代表的な例を下記で紹介します。

  • 「ショートパスタ」:マカロニ
  • 「ロングパスタ」:スパゲッティ
  • 「シート状パスタ」:ラザニア

このように、パスタとは一つの料理を意味するのではなく、総称で使われる言葉と覚えましょう。

「パスタの一つがスパゲッティ」と似たような意味合いとして、「天ぷらの一つがかき揚げ」など身近なものでイメージすると分かりやすいですね。

【豆知識】大人気の生パスタ

生パスタの看板を見かけることは、多いのではないでしょうか。

生パスタとは、もちもち食感が特徴で、本場イタリアでもよく食べられているパスタです。

特に、女性に愛されているパスタのイメージがありますね。

生パスタの「生」とは、生で食べられるという意味ではなく、乾燥させる前の柔らかい状態をキープしたものです。

水分を多く含んでおり、茹で時間が短いのも特徴の一つですね。

乾燥パスタと生パスタは、どちらの方が美味しいと決められるものでは無く、好みで楽しむパスタです!

「スパゲッティ」と「パスタ」の違いを知り正しい言葉を使いましょう

「スパゲッティ」を「パスタ」と呼ぶ理由は、パスタの一つがスパゲッティであるからです。

言葉の使い方は間違っていませんが、本来の言葉の意味や由来は、知っておいたほうがいいと筆者は感じます。

「スパゲッティが食べたいので、パスタを注文したらラザニアがきた」

このようなケースは、絶対に回避したいですよね。

違いを理解した上で、言葉の使い分けや会話の流れに合わせ、「パスタ」を上手に使うきっかけになれば幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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