- スパゲッティとパスタは何が違うの?
- パスタって色んな意味で使われているよね?
筆者もこのように「何が違うのか」や、「いつから呼び名が変わったのか」が、明確には分かりませんでした。
パスタを食べに行こうと言われれば、スパゲッティが食べたいのか、というくらいの認識しかなかったからです。
では、この違いはどこが境界線になるのか、以下で解説していきます。
ポイント
②「スパゲッティ」と「パスタ」の違い
この記事を読めば違いが理解でき、正しい使い方をマスターできますので、ぜひ最後までお読みください。
【徹底調査】スパゲッティをパスタと呼ぶ理由
平成2年頃イタリアンブームが起き、スパゲッティとマカロニ以外のパスタ全般を総称して、「パスタ」と呼びだしたのが始まりです。
その背景に1972年発足した日本マカロニ協会が、2002年に日本パスタ協会と名称変更したのも、広めた後押しになりました。
そして、オシャレな言い方として若い世代を中心に、スパゲッティも含めパスタと呼ばれるように変化しています。
その例として、世間ではどのように解釈されているのか、こちらをご覧ください。
スパゲッティうめぇ。
娘はスパゲッティの事をパスタと言います。。。
いつの時代から、スパゲッティをパスタと呼ぶ様になったんだろう? pic.twitter.com/1Ulz86kK90— トメ(81歳) (@Lancer_tome) July 18, 2021
このように、多くの人が正しく理解しておらず何となく、「パスタ」と呼んでいるのが現状です。
違いを知り、説明もできると知人や家族からの印象も、グッとよくなりますよ!
正しい意味を知る為に、違いから順番にみていきましょう。
「スパゲッティ」と「パスタ」の違い
まず意味の違いとして、辞書で調べてみました。
【スパゲッティ】
パスタの一種で、小麦粉で作る棒状の麺。
【パスタ】
小麦粉を水や卵で練った麺。
なんとなく違いは分かりますが、辞書の内容だけでは、中々使い分けをするのは難しいですよね。
この内容からも見てのとおり、違いがかなり分かりにくいのが特徴です。
意味を調べようと検索しても、明らかな違いが分からないと、言葉としての使い分けも難しくなりますよね。
では、それぞれの「名称の特徴」を見てみましょう!
「スパゲッティ」
直径が1.2mm以上、2.5mm未満の細長いパスタ麺をスパゲッティと呼びます。
イタリア語では「ひも」を意味していますね。
「スパゲッティー」など少し違う呼び名もありますが、基本的には同じ意味で使われます。
パスタの種類の一つがスパゲッティ、と覚えると分かりやすいです。
「パスタ」
650種類以上ある様々な麺の総称です。
個々の名称は、麺の長さと直径によって決められており、「ショートパスタ」や「ロングパスタ」など様々です。
代表的な例を下記で紹介します。
- 「ショートパスタ」:マカロニ
- 「ロングパスタ」:スパゲッティ
- 「シート状パスタ」:ラザニア
このように、パスタとは一つの料理を意味するのではなく、総称で使われる言葉と覚えましょう。
「パスタの一つがスパゲッティ」と似たような意味合いとして、「天ぷらの一つがかき揚げ」など身近なものでイメージすると分かりやすいですね。
【豆知識】大人気の生パスタ
生パスタの看板を見かけることは、多いのではないでしょうか。
生パスタとは、もちもち食感が特徴で、本場イタリアでもよく食べられているパスタです。
特に、女性に愛されているパスタのイメージがありますね。
生パスタの「生」とは、生で食べられるという意味ではなく、乾燥させる前の柔らかい状態をキープしたものです。
水分を多く含んでおり、茹で時間が短いのも特徴の一つですね。
乾燥パスタと生パスタは、どちらの方が美味しいと決められるものでは無く、好みで楽しむパスタです!
「スパゲッティ」と「パスタ」の違いを知り正しい言葉を使いましょう
「スパゲッティ」を「パスタ」と呼ぶ理由は、パスタの一つがスパゲッティであるからです。
言葉の使い方は間違っていませんが、本来の言葉の意味や由来は、知っておいたほうがいいと筆者は感じます。
「スパゲッティが食べたいので、パスタを注文したらラザニアがきた」
このようなケースは、絶対に回避したいですよね。
違いを理解した上で、言葉の使い分けや会話の流れに合わせ、「パスタ」を上手に使うきっかけになれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。