こんな悩みにお答えします。
今ではスーパーやコンビニで当たり前のように売られているポテトチップス。
実はお客のクレームから生まれた食べ物なんです。
そんな「ポテトチップスの発祥」について徹底的に調査した筆者が、以下の内容で詳しく解説していきます。
この記事のポイント
- ポテトチップスの発祥はアメリカ!
- 日本で初めてポテトチップスを製造・販売したのはフラ印
- 日本で初めてポテトチップスの量産化に成功したのは湖池屋
- 【番外編】ポテトチップスの豆知識3つをご紹介!
この記事を読めばポテトチップスの歴史に詳しくなれますよ。
ぜひ最後までお読みください!
ポテトチップスの発祥はアメリカ!
1853年、アメリカニューヨーク州でのある出来事が始まりでした。
以下詳しい内容をのせておきます。
「ポテトチップス」の歴史は、1853年、アメリカニューヨーク州のサラトガ・スプリングスにある、ムーン・レイクハウスホテルが発祥の地、との説があります。
ホテルのレストランでお客様が、フレンチフライを厚く切りすぎだ!と言い出したため、コック長が紙のように薄く切ったじゃがいもを揚げたことが、始まりと言われています。
そのポテトチップスの美味しさにお客は思わず声が出たといいます。
発祥地がサラトガだったため「サラトガチップス」と命名され、すぐにレストランのメニューに仲間入り。
ちなみに上記のコックはジョージ・クラムさんで、アメリカでは「ポテトチップス発明した名コック」として有名となっています。
ポテトチップスはクラムさんとお客の偶然があって生まれた食べ物だったんですね!
日本で初めてポテトチップスの製造・販売をしたのはフラ印
日本で初めてポテトチップスの製造・販売をしたのはフラ印社長の浜田音四郎さんです。
もともとはハワイでポテトチップスを製造する会社で働いてましたが、太平洋戦争が終わり日本に帰国。
ハワイで作っていたポテトチップスの製造方法を覚えており日本でも製造・販売を開始します。
しかし当時の日本ではあまり受け入れられず、駐屯していたアメリカ兵しか買う人がいませんでした。
ですが浜田さんはポテトチップスの美味しさを広めるため、アメリカ人の友人とビアホールを回るなど、熱心な努力により徐々に人気に火がついてきます。
また浜田さんは友人から「ポテトチップスの製法特許を取るよう」すすめられたそうですが、ポテトチップス業界の発展の妨げにならないよう特許の出願は考えなかったと言われています。
現在でもフラ印のポテトチップスは販売されていますので、気になる方はぜひ食べてみてください!
日本で初めてポテトチップスの量産化に成功したのは湖池屋
1960年代、日本で初めてポテトチップスの量産化に成功したのは湖池屋社長の小池和夫さんです。
小池さんが友人と飲みに行った席で初めて食べたポテトチップスに「こんな美味しいものがこの世にあったのか!」と深く感動したといいます。
ポテトチップスをもっと多くの人に広めたい。
しかし当時の小池さんには美味しいポテトチップスを作るノウハウがなく、試行錯誤の毎日でした。
ここでひらめいたのは「どうせ日本で作るのだから日本人の口に合うようにしよう!」と1962年に、「ポテトチップスのり塩」を発売。
これが大ヒットとなり、それまで小規模にしか流通していなかったポテトチップスを多くの大衆に認知させるきっかけとなったのです。
1975年代にはカルビーポテトチップスが参入
1975年代にはあの有名なカルビーも、アメリカでのポテトチップス人気をみて「カルビーポテトチップス」を発売します。
しかし他社と同じようなポテトチップスを作っても売れないだろう。
そこでカルビーが考えたのは「価格戦略」でした。
発売当時市場で販売されていたポテトチップスは1袋120円〜150円ほどでしたが、カルビーは内容量90グラムで100円に設定。
他にもCMに人気タレントを起用するなど、あっという間にポテトチップス市場シェアトップに上り詰めます。
現在でもその人気は衰えず、ポテトチップス業界のシェア率は7割を超えています。
【番外編】ポテトチップスの豆知識3つをご紹介!
番外編としてポテトチップスの豆知識を3つほど紹介していきます!
内容は以下の通りです。
- ポテトチップスには専用の加工用じゃがいもを使用
- ポテトチップスの味は年間で100種類が発売
- 世界一高級なポテトチップス【5枚で6100円】
1つずつ詳しく説明していきますね。
ポテトチップスには専用の加工用じゃがいもを使用
ポテトチップスには専用の加工用じゃがいもを使用して作っています。
なぜならスーパーや売店にあるものよりもポテトチップスを作るのに適しているからです。
加工用じゃがいもの特徴としては以下の通り。
- 焦げにくい
- 皮がむきやすい
- 薄くスライスできる
また加工用じゃがいもはいくつか種類がありますので参考までにどうぞ!
- トヨシロ
- きたひめ
- スノーデン
- ぽろしち
自宅でポテトチップスを作る方は、上記の「加工用じゃがいも」を使ってみるとより本格的な味わいになりますよ!
ポテトチップスの味は年間で約100種類が発売
現在ポテトチップスの味は年間約100種類が発売されています。
細かく分けると以下の通り。
- スーパーマーケット限定
- コンビニ限定
- 期間限定
- 数量限定
- 地域限定
これらすべてを合わせると約100種類となるわけです。
まだ食べていないポテトチップスを探すのも楽しみの1つですね!
世界一高級なポテトチップス【5枚で6100円】
調査したところ世界一高級なポテトチップスはスウェーデンにありました!
その名はセントエリックチップス。
5枚で6100円ですから、1枚あたり1220円となりますね。
スウェーデンのビールメーカー、セントエリック醸造所がビールに最も合うポテトチップスを作るため、一流のシェフに依頼して作られたものです。
いったいどこが高級なのかというと、北欧の最高級ポテトに加えて以下の食材が使用されています。
- 松茸
- トリュフ
- 海苔
- レクサンドオニオン
- クラウンデイル
限定100箱でしたが、あっという間の完売だったそうです。
ここまで高級な食材が使用されていると、1回は食べてみたくなりますね!
ポテトチップスの歴史を感じながら美味しく食べよう!
この記事では「ポテトチップスの発祥」について詳しく解説しました。
最後にもう一度まとめておきます。
この記事のポイント
- ポテトチップスの発祥はアメリカ!
- 日本で初めてポテトチップスを製造・販売したのはフラ印
- 日本で初めてポテトチップスの量産化に成功したのは湖池屋
- 【番外編】ポテトチップスの豆知識3つをご紹介!
ここまで読んでくれたあなたはポテトチップスの歴史に詳しくなっているでしょう。
いろんな種類のポテトチップスをこれからも楽しんで食べてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。