「あね」ってどういう意味?
どんな時に「あね」って使うの?
「あね」を使う時の注意点は?
このような疑問を解決します。
若者たちの間で人気がある略語「あね」という言葉をご存じですか。
実は、若者がネット上で相づちとして使用している略語です。
若者が使う略語、と聞いただけで敬遠しがちになりますよね。
しかし、複雑ではないので安心してください。「あね」は「あーね」という方言を短くした相づちなのです。
そこで、この記事では、
- 10代女子がよく使う【あね】の意味
- 【あね】を使用する時のポイント
について、詳しく解説します。
この記事を読む事で、「あね」の意味を理解して使いこなせるようになりますよ。
10代女子が使う略語「あね」とは便利な相づちだった
最近はテレビに若いタレントが出演する機会も多くなり、聞き慣れない若者の略語をよく耳にするようになりました。
中でも、「あね」は「若者がよく使う略語ランキング」の上位に入るほど人気があります。
「なるほど」、「そうだね」と相づちを打つ時と同じように使える便利な言葉が「あね」なのです。
では、どのような意味があるのか詳しく解説します。
興味が無くても「あね」で会話が成立
「あね」は若者の間で知らない人がほとんどいないというほど常識になりつつある言葉です。
「あね」とは?
- SNSで若者が交わす言葉
- 会話を盛り上げるための相づち
- 相手から会話を引き出すための言葉
絶妙なタイミングで相づちを入れられると、話す予定ではなかった話まで話してしまうことがあります。
また、興味がない話でも「あね」と返答するだけで、
- 相手を不快な思いにさせない
- 会話を浅くしない
このような意味を込めた相づちとして若者の間で定着しています。
「あね」は「あーね」から進化していた
「あね」の元は九州で使用されていた「あーね」という相づちでした。
「あーね」は九州の方言で、1990年頃から若者がネット上でよくを使用していたといいます。
2011年に「女子中高生ケータイ流行語大賞」に「あーね」がランクインすると、急速にSNS上で広まりました。
それからは若者言葉として全国に広まったのですが、「あーね」の文字数を少なくし、SNS上で使いやすくしたものが「あね」になったのです。
LINEやTwitterでの会話のやり取りには文字制限があり、少しでも打つ文字数を少なくしようとした結果だと考えられています。
正しい「あね」の使い方を3つ解説!
「あね」は基本的に「そうだね」、「本当だね」などのような「納得」や「理解」を意味する相づちとして使用されることが一般的です。
しかし、全国の若者が使用するようになると、さらに「驚き」が加わりました。
会話の中でたった2文字「あね」と使用するだけで、「納得」、「理解」、「驚き」と3つを意味する相づちとして活用されるようになったのです。
現在はネット上だけでなく、日常会話でもほぼ常識的によく使用されています。
では、どのように使えばよいのでしょうか。例文を使って解説していきます。
ポイント1「納得」
「納得」の意味を込めて返答する場合、
例文1
Aさん「今日は午後から雨が降るらしいよ」
Bさん「あね(たしかに)。そういえば、空が暗いね」
このように使用します。
「たしかに」、「そうだね」、などのように「納得」を伝えた後、感情や状況を一言付け加えて返答しましょう。
そうすることで、相手の話題にただ相づちを打つだけではなく、相手の意見を受け入れた会話が成立します。
ポイント2「理解」
「理解」の意味を込めて返答する場合、
例文2
Aさん「この問題どうやって解いたらいいの?」
Bさん「これはここと、ここを掛けると解けるよ」
Aさん「あね(なるほど)。ありがとう」
このように使用します。
「なるほど」、「そうなんだ」、などのように「理解」を伝えた後、お礼の言葉を一言付け加えて返答しましょう。
そうすることで、相手の説明を「よく分かった」「理解できた」と伝えられます。
また、相手にも「役に立てた」「うまく説明できた」と実感してもらえるでしょう。
ポイント3「驚き」
「驚き」の意味を込めて返答する場合、
例文3
Aさん「明日公開の映画、誰が主役か知っている?」
Bさん「最近CMに出ている彼らしいよ」
Aさん「あね(うそ!?)。楽しみだね」
このように使用します。
瞬間的な「驚き」を伝えた後、感情を一言付け加えて返答しましょう。
そうすることで、相手に予期せぬ感情の高ぶりを一緒に伝えられます。
まとめ:「あね」は10代女子には大切な相づちのメッセージ
「あね」の元は「あーね」という九州の方言でした。
SNS上から全国の若者に広まった相づちに使用する言葉です。
興味がない話でもとりあえず「あね」と返せる便利な2文字ですが、若者がコミュニケーションをとるうえで大切なメッセージなのです。
最近ではSNSだけではなく、日常的に使用されているほど常識的な言葉になっていますが、まだ「あね」の意味を知らない人もいます。
相手に不快感を与えてしまう可能性がありますので、多用しすぎないように心がけましょう。