油汚れは小麦粉で掃除するといいと、聞いた覚えはありませんか?
この記事では、油汚れを小麦粉でキレイに落とす方法をご紹介します。
料理中に油をこぼしてしまった際、洗剤は使いたくありませんよね。
布巾や新聞だと、油でベトベトになって触るのも嫌です。
小麦粉であれば、油を吸い取ってくれるのでベトベトしません。
小麦粉は、どんな家庭にもありますし環境や人にも優しいので安心です。
賞味期限が切れていても使えるので、この記事を読んで試してみてください。
この記事でわかること
- 油汚れに小麦粉がいい理由
- 小麦粉で掃除するときのメリット・デメリット
- 小麦粉で油汚れを掃除する3つの方法
油汚れに小麦粉がいい理由
油汚れに小麦粉がいい理由は、ずばり!細かい粒子で油を吸い取ってくれるからです。
小麦粉の成分には「グルテン」が含まれていて油を吸収する性質を持っています。
この性質を利用して油汚れを固めてしまえば、あとはこすって取るだけなので簡単に掃除ができるのです。
小麦粉の量を調整して使えば、新聞紙やキッチンペーパーなどでふき取るよりも、油を吸い取ってくれるので簡単に掃除ができますよ。
また、食品なので人にやさしく、お子様のいる家庭でも安心して使えますね。
小麦粉で掃除するときのメリット・デメリット
小麦粉は油汚れを固めて取るので便利だとわかりました。
次に、小麦粉で掃除するときのメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。
メリット
・人にも環境にも優しい
油汚れを落とす洗剤には化学物質が含まれています。
もちろん、安全性は考慮して作られていますが、少なからず人や環境への影響はあるでしょう。
その点、小麦粉は食品なので安心して使えます。
・賞味期限が切れていても使える
小麦粉は料理に使われますが、賞味期限が短く余って捨ててしまいがちですよね。
しかし、掃除に使う小麦粉は賞味期限が切れていても大丈夫です。
賞味期限が切れてしまった小麦粉は、そのまま捨てずに掃除に使いましょう。
・手軽に使える
油汚れは酸化すると落ちにくくなってしまいます。
小麦粉はキッチンにあるので、気になった時にさっと取り出し掃除ができるので便利ですよ。
食品なので、料理中でも気にせず使えます。
デメリット
・火気に注意
大量の小麦粉が空中に舞った状態で火をつけると、粉塵爆発の恐れがあります。
小麦粉を使って掃除する際、火の取り扱いは十分気を付けてください。
・排水の詰まり
掃除で油を吸った小麦粉をそのまま排水口に流すと、排水詰まりを起こす原因になります。
固まった小麦粉は、ゴム手袋などでこすり取り、新聞紙などに包んで捨てましょう。
小麦粉で油汚れを掃除する方法をご紹介!
小麦粉で油汚れを掃除する方法は2つあります。
それぞれ、使い方とどんな場所に適しているか確認していきましょう。
1.小麦粉をそのままふりかける
コンロや油をこぼしてしまった場所など、汚れが気になる部分にそのまま振りかけます。
30分ほど放置し、ゴム手袋やいらない布などでこするとボロボロととれるので、新聞紙などに包んで捨てましょう。
そのあと、水で流すかスポンジなどで水拭きすれば終了です。
2.水を加えてペースト状にする
粉のままでは使えない、換気扇や五徳など頑固な汚れに便利です。
しばらくしてから、濡らしたキッチンペーパーなどでふき取り、水で流すか水拭きします。
小麦粉以外で油汚れ掃除に使えるもの
小麦粉以外にも、家庭にある物で油汚れの掃除ができるものがあります。
こんなものも使えるの?とビックリするものもありますよ!
1.重曹
アルカリ性の重曹は、酸性の油に使うと中和して汚れを落としやすくしてくれます。
軽度の油汚れなら、水に溶かしスプレーして使うと便利です。
10分ほど置くと油が浮いてくるので、スポンジなどでふき取ればきれいになりますよ。
頑固な油汚れのときは、ペースト状にしてその上にラップをかぶせてパックします。
30分~1時間ほどしたら、スポンジなどで落としたら水洗いしてください。
2.ビール
ビールに含まれるビタミンEとアルコールには、油を浮き上がらせる効果があります。
キッチンペーパーにビールを含ませ、油汚れに被せて10分程度置いたら拭き取ります。
3.お米のとぎ汁
意外に知られていないのが、お米のとぎ汁です。
食べ終わった食器を浸け置きしておくと、こするだけで油が落ちます。
また、スポンジや布巾などに含ませて汚れている部分を拭くなど、気が付いたときにさっと使えて便利です。
まとめ:賞味期限の短い小麦粉を有効に使いましょう
いかがでしたでしょうか?
賞味期限が短く捨ててしまいがちな小麦粉も、油汚れ掃除に使うと無駄なく使いきれます。
また、環境や人にも優しいのでSDGsにもつながります。
最初は面倒かもしれませんが、慣れてしまえば色々な場面で使えてとても便利です。
ぜひ挑戦してみてください。