「相手」「他者」は、どちらも「自分以外の存在を表す」意味ですが、以下のような違いがあります。
- 相手:自分と一緒に物事を行う仲間や相棒。向き合って対抗する人
- 他者:自分以外の人、もの
このページでは「相手」「他者」の違いについて、詳しい意味と具体的な使い方とともにわかりやすく解説しています。
「相手」と「他者」の意味と例文
まず、「相手」「他者」の辞書での意味を確認しておきましょう。
【相手】
・一緒になって物事をする、一方の人
・その行為の対象となるもの
・対抗して勝負を争う人
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用:weblio国語辞典
【他者】
・自分以外の他のもの、他人
・哲学で、あるものに対する他のもの
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用:weblio国語辞典
なんとなく違いはわかりますが、辞書の内容だけでは中々使い分けをするのは難しいですよね。
以下でより詳しい意味や例文を見ながらそれぞれの違いを確認していきましょう。
「相手」の意味と例文
「相手」は一緒に物事を行う自分以外の一方を指す言葉です。
親しみを持つ間柄や仲間を指す場合と、敵やライバルを指す場合があり、使い方によって意味合いの全く異なる性質を持ちます。
例文を見てみましょう。
- 子どもの遊び相手になる
- 対戦相手は去年の優勝チームだ
子どもの遊び相手は「仲間」、対戦相手は「敵」を表しています。
表現の仕方によって「相手」の意味が大きく変わるのも特徴の1つです。
「他者」の意味と例文
一方、「他者」はどうでしょうか。
「他者」は、自分以外を対象としている点においては「相手」と同じです。
ただし、自分以外の全ての人を対象としているため、自分とは直接関わりがなくても使用します。
こちらも例文を見てみましょう。
- 他者と比較しても意味がない
- 他者との関わりによって成長する
「他者」は、自分以外に存在する人やものを指しているため、「相手」のように使い方によって意味合いが大きく変わることはありません。
「相手」と「他者」の違いまとめ
以上「相手」と「他者」の違いと正しい使い分けが、おわかりいただけましたでしょうか。
最後にもう一度、使い分けのポイントをお伝えします。
- 相手:自分と一緒に物事を行う仲間や相棒。向き合って対抗する人
- 他者:自分以外の人、もの
ぜひ、この記事を参考にして意味や使い方をマスターしましょう。