妊娠、出産に関するイベントはたくさんありますが、初めにやってくるのが安産祈願ではないでしょうか。
5か月に入った戌の日に母子共に無事に出産できるように、神社やお寺に行って安産をお祈りします。
初めての妊娠の安産祈願ですとわからないことがたくさんありますよね。
初穂料は誰が払うのかな
世間では誰が初穂料を払うべきと考えているのだろう
初穂料っていくら包めばいいのかな
安産祈願を3回経験した現役Webライターの私がこのような疑問にわかりやすくお答えします。
この記事を読めば安心して安産祈願を迎えられますよ。
安産祈願の初穂料は誰が払うか決まりはない
安産祈願の初穂料は誰が払うべきか特に決まってはいません。
赤ちゃんのパパとママが支払う場合が多いようですが、両家の親が「支払いたい」と申し出てくれたらお願いしてもよいでしょう。
誰が支払うか風習によって決まっている地域もあるようです。当日にもめないように両家で事前に話し合っておくと安心ですね。
世間の感覚は赤ちゃんの両親が払うが多数
誰が払うという決まりのない安産祈願の初穂料。けれども、周りの方はどのようにしているのか気になりますよね。
調べてみると、一番多かったのは赤ちゃんのパパとママが支払ったケース。
実際に私の周囲のママに聞いてみると
という答えでした。
初穂料の相場は5000円
安産祈願の初穂料は5000円が相場です。
ホームページで初穂料の金額を掲載している神社やお寺もありますから、確かめてみるとよいですね。
調べてもわからないときは、電話で問い合わせして大丈夫。親切に教えてくれますよ。
電話しても「お気持ちで」と言われてしまう場合もあるかもしれません。その時は相場の5000円を用意しましょう。
初穂料の包みかた
初穂料は神様にお供えするお金です。
用意するお金は比較的きれいなお札であれば包んでも大丈夫ですが、しわや汚れがひどいものは使うのをやめましょう。
また、初穂料は直接お財布から支払いません。のし袋や白い封筒にお金を入れて、事前に準備しておきましょう。
袱紗(ふくさ)に入れると、のし袋に汚れや折れ目がつきにくくなるためよりよいですね。袱紗は贈り物や金品を包んだり、覆ったりする布。相手を思いやる気持ちや心遣いを表す役割もありますよ。
初穂料はのしに包む
初穂料はのし袋に入れましょう。用意するのは水引が紅白の蝶結びになっているのし袋。
「紅白蝶結び」は簡単に繰り返し結び直せるので、何度繰り返してもよいお祝い事に使われます。
のし袋の準備ができたら表書きと中袋に必要なことを書きましょう。毛筆で書くのがベストですが、慣れていない人は筆ペンでも。
使ってはいけないのはボールペンと万年筆。不作法と思われてしまうため、使うのはやめましょう。
お札を入れる向きは、のし袋の表面(おもてめん)に紙幣に印刷してある顔がくるようにします。そして、肖像画がのし袋や封筒の上になるように入れてください。
中袋のあるのしの書き方
神社の場合、のし袋の表面上段に「御初穂料」と書き、下段にはお金を納める人の名前を書きます。
お寺で安産祈願するときは「お布施」または「御祈祷料」と書きましょう。
パパとママの2人の名前を書くときは、のし袋を縦半分にした時の中央右側にパパのフルネームを、左側にママの名前のみを書くようにします。
二人の名前ではなく、姓だけのときは下段中央に書きましょう。
下段の文字は上段の文字より小さくなるように気をつけて書いてくださいね。
中袋は表面中央に納める金額を「金○○円」と書き、裏面左下には郵便番号、住所、氏名を記入します。金額を書くときに使うのは旧字体の漢数字。安産祈願の初穂料の相場、5000円は伍千円と書きましょう。
中袋のないのしの書き方
中袋がないときも表面の書き方は同じです。
神社での安産祈願はのし袋の表面上段に「御初穂料」と書き、お寺のときは「お布施」または「御祈祷料」と書きます。下段の書き方も同じです。
中袋がないと金額や住所はどこに書くのか悩みますよね。
中袋がないときはのし袋の裏側に金額が右側、住所が左側になるように書きます。氏名を書く必要はありません。
ばっちり準備して安産祈願を迎えましょう
パパとママになって最初のイベントといえる安産祈願。
「無事に出産できますように。」「赤ちゃんが健康に生まれてきますように。」と神様にお願いをする大切な日です。
当日は忘れ物をしたり、足りないものがあったりして慌てないように、事前にしっかりと準備しましょう。
穏やかな気持ちで神様にお祈りできるとよいですね。