- 「Know」って、”知っている”でしょう?
- 「Know」の他の意味がわからない?
- ネイティブって、どんな感じで使っているの?
などと疑問に思っている英語学習者の人は多いのではないでしょうか?
学校で習ったのは、”知っている”のイメージが強いですよね。
そこで今回の記事では、
- 「Know」の正しい意味とは?
- 「前置詞」をプラスした使い分けは?
- 疑問形の時の表現は?
について、上位記事や英語YouTubeを徹底的にリサーチして、解説します。
この記事を最後まで読めば、「Know」についてのネイティブ表現が身につきますよ!
「Know」“知っている”の正しい使い方は?
人や物に対しての「Know」の正しい使い方は、「よく知っている場合だけ」です。人については「以前から何かしらの関係がある/面識がある」場合だけに使います。物については、「よく知っている/使ったことがある」などの場面で使用します。
「know」の意味については、一般的に”知っている/わかっている”と認識されている人が多いでしょう。”知っている”度合いについても、全て「Know」1語で表せると思っている人が大半ではないでしょうか。
人や物との関わり方も段階があります。ものすごくよく知っている場合もあれば、名前しか知らない場合もあります。
日本人の感覚では、「Know」=”知っている”なので、全部「Know」を使おうとしてしまいます。
では、ネイティブが”知っている”の度合いによって、どのように使い分けているのかを見ていきましょう。
「Know」本当の意味は”知り合い”です!
人との関わり方で「Know」を使う場合、「Know」=単に”知っている”ではなく、本当の意味は”知り合い”になります。
「Know」を使う場合は、「直接知っている/何かしらの関わりを築いてきた関係にある」といえます。
その意味で、例えば「I know him.」は、「私は彼と知り合いです」になります。
もし、ネイティブから「Do you know Tom Cruise ?」と聞かれて、「Yes, I know him.」と答えると、”本当?会わせてくれない、紹介してよ!”と言われるでしょう。
日本人のほとんどが、同じように答えてしまうかも知れません。ネイティブに正しい意図を伝えるには、どう答えるのが正解か気になりますよね。
詳しい対処法は次の項目から解説していきます。
「Know」+「前置詞」で意味が変わる?
人との関わり方や認識度を「Know」1語で表現できない場合は、「Know」に「前置詞」を続けて表します。
どのようなパターンがあるのでしょうか?
「前置詞」を使った2つの表現
- 「Know」+「of」人
- 「Know」+「about」人
1つずつ見てみましょう。
使う「前置詞」によって、”知っている”の度合いが変わってきます。
「Know」+「of」人の意味は、「面識はないけど、その人の存在だけは知っている/名前ぐらいは知っている」になります。
「Know」+「of」人
「I know of Nancy.」
”ナンシィの存在は知っているけど、それ以外は知らない”
「Know」+「about」人の意味は、「面識はないけど、その人の出身地・年齢・経歴など色々知っている」です。
「Know」+「about」人
「I know about Angelina Jolie.」
”アンジェリーナ・ジョリーに直接会ったことはないけど、彼女の周辺情報については色々知っているよ”
こんなニュアンスで使い分けしてみましょう。
「Do you know~?」”~を知ってる?”以外の表現と違いは?
「Know」について、平叙文でその使い分けをおわかりいただけたのではないでしょうか?。
そんな疑問が湧いてきます。
「Do you know~?」は、「~と知り合いなの?」が本当の意味ですよね。
「Do you know~?」については、物よりも人について聞く場合に多く用いられます。
では、他にはどのような表現があるのでしょうか?
順番に見ていきます。
「Have you heard of~?」”~を聞いたことがある?”
人や物に対して、相手の認識度が全くなさそうな時に聞く場合は、「Have you heard of~?」を使います。
”~を聞いたことがある?”のニュアンスになります。
- 「Have you heard of John ?」
"ジョンって人、知ってる?" - 「Have you heard of Sashimi ?」
"刺し身って聞いたことがある?"
この場合は、人や物それ自体を知っているか知らないかに焦点があたっています。
「Do you know of~?」”~を知ってる?”
「Do you know of~?」は、「know of人」の疑問形。平叙文と同じで”~の存在を知ってる?/名前ぐらいは知ってる?”のニュアンスです。
「Have you heard of~?」に似た表現です。しかし、「Have you heard of~?」よりも、相手の認識度がもう少しあるのではないかと想定した聞き方です。
- 「Do you know of him ?」
"彼を知ってる?” - 「Do you know of Kimono?」
”着物、知ってる?”
よく使うパターンになります。
「Do you happen to know~?」”~をご存じですか?”
「Do you know of~?」よりも、もっと丁寧な聞き方として、「Do you happen to know~?」があります。
「Do you happen to know~?」は、”~をご存じですか?”「この人に尋ねれば、わかるかもしれない」そんなニュアンスです。
- 「Do you happen to know how to get to the Station ?」
”駅までの行き方をご存じですか?” - 「Do you happen to know where he is ?」
"彼が今どこにいるか、ご存じですか?”
このように、人や物に対して尋ねる時に、相手の認識や理解度に応じて聞く表現を変えているのがネイティブ感覚ではないでしょうか。
まとめ:「Know」の正しい使い分け
ここまで、「Know」について、色々な意味の違いや表現の使い分けを見てきました。
最後にまとめると次になります。
「Know」の使い分け
- 「Know」人
知り合い/直接知っている - 「Know of」人
知り合いではないが、存在は知っている/名前ぐらいは知っている - 「Know about」人
知り合いではないが、人について色々知っている/何かしら知っている
これから、ネイティブと話す機会があれば、この表現を意識しながら会話してみましょう!
きっと、お役に立ちますよ。