この記事では、神社・お寺で使う難読漢字や初詣、七五三に役立つ言葉についてご紹介しています。
- お寺や神社で使う難読漢字について知りたい!
- この漢字何て読むの?
- 初詣や七五三に役立つ言葉も知りたい!
このような疑問にお応えします。
神社やお寺に行く機会は、一年を通して何度かあると思います。
そこに使われる難しい漢字の読み方について、知りたいと思う方も多いでしょう。
そこで今回は「神社・お寺で使う難読漢字一覧!初詣や七五三に役立つ言葉も!」と題し、難読漢字の読み方と初詣、七五三に役立つ言葉について調べてみました!
神社・お寺で使う難読漢字一覧
神社とお寺で使う難読漢字を挙げてみました。
神社・お寺の難読用語
神社やお寺に行ったとき、よく見かける用語です。
言葉 | 読み方 | 意味 |
神楽殿 | かくらでん | 神様に捧げる舞や演奏を行う場所 |
境内 | けいだい | 神社や寺院の敷地内 |
社務所 | しゃむしょ | 神官や巫女が滞在している場所 |
拝殿 | はいでん | 祭祀、拝礼を行う社殿 |
幣殿 | へいでん | 本殿と拝殿をつなぐ場所 |
手水舎 | ちょうずや | 参拝者が参拝前に身を清める施設 |
神輿 | みこし | 神道の祭りで街や村に赴く際に乗る籠 |
遥拝所 | ようはいじょ | 神仏に向かって拝む場所 |
参考元:教えてお寺・神社さん
難読神道用語
次は神道用語です。特殊な読み方ですね。
言葉 | 読み方 | 意味 |
宮司 | ぐうじ | 神職や巫女をまとめる神社の長の役職名 |
神酒 | みき | 神に仕えるお酒 御神酒(おみき)ともいい日本酒が使われる |
新嘗祭 | にいなめさい | 11月23日に行われる、その年の五穀収穫を祝うお祭り |
紙垂 | しで | 注連縄(しめなわ)などに付けられる特殊な断ち方をして折った紙 |
拝揖 | はいゆう | 神道における敬礼動作の呼び名 頭を下げる角度によって深揖、小揖がある |
神籬 | ひもろぎ | 鎮魂祭で用いる、神を迎えるよりどころとなる場所 |
禰宜 | ねぎ | 宮司の補佐を主とする神職役職のひとつ |
参考元:仕事旅行
難読神社・お寺
こちらは、京都にある難読神社とお寺です。難しい読み方ですね。
神社・お寺名 | 読み方 | 場所 |
愛宕念仏寺 | おたぎねんぶつじ | 右京区 |
化野念仏寺 | あだしのねんぶつじ | 右京区 |
首途八幡宮 | かどではちまんぐう | 上京区 |
車折神社 | くるまざきじんじゃ | 右京区 |
幸神社 | さいのかみのやしろ | 上京区 |
直指庵 | じきしあん | 右京区 |
補陀洛寺 | ほだらくじ | 左京区 |
六道珍皇寺 | ろくどうちんのうじ | 東山区 |
参考元:タウンネット
神社やお寺の漢字が難しい理由は、サンスクリット語を音訳しているため。
サンスクリット語とは、古代インドアーリア語に属する言語です。
神道も仏教もサンスクリット語の影響を受けているわけですね。
初詣・七五三に役立つ言葉
初詣や七五三にも読み方が難しい漢字があります。
漢字 | 読み方 | 意味 |
屠蘇 | とそ | お屠蘇(おとそ)ともいう。一年の邪気を払って長寿を願い正月に呑むお酒 |
絵馬 | えま | 祈願や謝礼のとき奉納する木の板 |
破魔矢 | はまや | 縁起を祝う矢 |
髪置の儀(七五三) | かみおきのぎ | 3歳の男の子、女の子が今まで剃っていた髪を伸ばし始める儀式 |
袴着の儀(七五三) | はかまぎのぎ | 5歳の男の子が正装の袴を着る儀式 |
帯解の儀(七五三) | おびときのぎ | 7歳の女の子が初めて帯を締める儀式 |
千歳飴(七五三) | ちとせあめ | 千歳とは千年の意味。長寿の願いが込められた飴 |
初穂料 | はつほりょう | 祈祷料 |
玉串料 | たまぐしりょう | 祈祷料 |
参考元:マイセレクト
初詣とは、新年になって初めて神社やお寺に参詣し、一年の幸せを祈願する行事です。
初詣の時期は、元旦(1月1日)の参詣を初詣と言われていましたが、時代の変化とともに考えが変わり、松の内(1月7日)までを初詣と考える神社もあります。
七五三は、子供の成長を祝う行事で、毎年11月15日に3歳、5歳、7歳の子供を祝うのが慣例です。
昔は子供が亡くなることが多く、3歳から7歳頃まで病気にかかりやすかったことから、健やかに成長できるように祈願しました。
初詣や七五三など日本古来の風習には、神社やお寺が密接に関わっていますね。
神社とお寺どちらに行けばいい?
初詣や七五三など、神社とお寺どちらに行けばいいか迷ったことはありませんか?
どちらで参拝するか特に決まりはありません。
昔は、自分が住む地域の氏神様や、自分の先祖が祀られているお寺に足を運んでいました。
近年は、有名な神社やお寺に参拝する人が増えています。
いずれにせよ、神様や仏様にお参りするその姿勢が大切です。
神社は氏神様、お寺は仏様がお守りくださいます。
神社は神道 お寺は仏教
神社とお寺の違いは何でしょうか。それは宗教の違いです。
<神社>
神社は、神道の宗教施設で、「古事記」や「日本書紀」に登場する古代の神々や皇族を祀っています。
仏教と違う点は、教祖や経典がなく、像を信仰の対象としていません。
死を汚れとしているので、お墓はなく、お葬式も行われません。
神主や巫女が「祭祀」を行い、神々と民衆を繋ぐ役割をしています。
<お寺>
お寺は、仏教のための宗教施設です。僧侶や尼僧が住んおり、修行を行っています。
本殿には、「本尊」と呼ばれる仏像や曼荼羅が据えられ、信仰の対象です。
本尊以外にも、仏像や掛け軸が祀られ文化を保存継承する場となっています。
かつては、仏の教えを民衆に伝え、民衆の苦しみを救う教育、福祉の場でもありました。
今日では、観光スポットとして訪れることも多くなっています。
参考元:sompo park
まとめ
今回は、神社やお寺の難読漢字の読み方や初詣、七五三に役立つ言葉についてご紹介しました。
神社やお寺に行くときに、あらかじめ読み方がわかると、一層気持ちよく参拝できると思います。
今回は以上です。ありがとうございました。