言葉の意味由来

「イクラ」 実は外来語だった!どこから来た言葉なのか・意味も解説

イクラは日本語なのかな?
なぜイクラと名付けられたのかな?

このような疑問をお持ちでないですか?
実はイクラは日本語ではなく、外来語(ロシア語)です。

そこで今回は、イクラが外来語だった理由、どこから来た言葉なのかについて詳しく解説します。

最後まで読むことで「イクラがどこから来た言葉なのか」を人に説明できるようになりますよ。

イクラは実は外来語(ロシア語)だった!

イクラは外来語です。
実は日本語でなく、ロシアから来た言葉になります。

イクラと呼ばれるようになったのは、日露戦争出兵時にロシア人が「キャビア」の代用品として、魚の卵を塩漬けして食べていたのが始まり。

元々日本では、サケの卵巣から取り出したものを「筋子」、粉々にバラしたものを「イクラ」と区別して言っていませんでした。

ある時、ロシア人がサケの卵を粒状にばらして食べていたものを「イクラ」と呼んでいたのを聞き、「筋子」と区別するために「イクラ」と呼ぶようになりました。

そして現在のサケの卵の食べ方が広まったのは、大正時代。

試験的に北海道の樺太庁試験場で、ロシア式の保存の効く塩蔵品を製造したのが始まりでした。

国によって違う!イクラの意味

呼び名が同じでも、国によって意味が違ってきます。

日本独自の名前だと思い込んでいたものが、実は外国の言葉だったケースもあります。

イクラも外国から来た言葉の一つ。

以下、ロシアと日本における「イクラ」の意味の違いを説明していきます。

ロシア:魚の卵

ロシア語でイクラの意味は、「魚の卵」または「小さくて粉々にしたもの」です。

そのためロシア人は、たらこやキャビアをはじめとして、「魚の卵すべてをイクラ」と呼んでいます。

ロシア人のイクラエピソードとして、よく言われるのは「寿司屋でイクラは何を指すのかわからない」話です。

確かに、イクラ=すべて魚の卵と認識であれば、イクラがどんな魚なのか聞くのは当然のことです。

同じ「イクラ」の呼び名でも、国によって意味が違ってくる事例は知っておくといいですよ。

日本:サケやマスの卵

一方、日本におけるイクラの意味は「サケやマスの卵」です。

成熟させて粒が大きくなったサケやマスの卵をバラバラにほぐし、塩漬けした食品を「イクラ」と呼んでいます

また、日本のイクラには塩漬けの他に、醤油漬けや味噌漬けした種類もあります。

呼び方に関して、日本ではチョウザメの卵を塩漬けした食品「キャビア」と呼ぶのに対し、ロシアでは「イクラ」と呼ぶ点は、豆知識として覚えておくとよいでしょう。

まとめ:イクラはロシア語の「Икра」から

イクラは外来語で、ロシア語の「Икра」に由来し、「ikura(イクラ)」と発音します。

▼参考動画:いくらってロシア語では?

イクラの語源について話す機会があったら、イクラにおける両国の意味の違いや由来を話してみましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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