将来の資産のためになど、投資に興味を持っている方もいると思います。
始めてみたいと思っても、不安もありますよね。
この記事では、株式投資の始め方を分かりやすく案内します。
株で失敗しないためのポイント5つも紹介しますので、始めるにあたっての不安も軽減出来ますよ。
記事を読んだ後は、思っていたより難しくない、と思えるかもしれません。
株式投資とは、株式会社が発行する株式を購入する事
株式投資の始め方の前に、そもそも株式投資とは何かについてご案内します。
株式会社は、運営資金を集める1つの方法として「株式」を発行します。
購入された株の資金を元に活動し、利益をあげる事を目的としているからです。
そして株式投資とは、
- 株式会社が発行する株式を購入し、売買して利益を得る
- 株主としての利益を得る
上記の状態を指します。
株式投資で得られる利益3種類
株式投資で得られる利益は、3種類あります。
- 売買利益:購入した株を売って利益を得る
- 配当金:会社の利益の一部を配当金としてもらう
- 株主優待:株を購入した企業のサービスを受けたり、商品をもらったりする
1つ目の売買利益は、株で利益を出すと聞いた時に多くの人が思い浮かべるものでしょう。
売買で利益を出すためには、日々の株価の変動や、企業情報のチェックが欠かせません。
配当金、株主優待は、権利確定日に株を保有している必要があります。
最近では株を購入してもらいやすくするため、株主優待に力を入れている企業もありますよ。
株式投資の始め方3ステップ
お金が絡みますし、初めてだと不安になりますよね。
しかし、株式投資は3つのステップで始められます。
- 証券口座を開設
- 証券口座に入金して、株を購入する
- 株を保有するか、売るかを決める
3ステップなら、初めてでも出来そうな気がしてきますね。
それでは、株式投資の始め方を見ていきましょう。
証券口座を開設
株を購入するには、証券口座を開設します。
証券口座開設に必要なものは、主に下記の4つです。
- マイナンバーカード
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポート、年金手帳等)
- 印鑑
- 金融機関口座
※証券会社により異なる場合があります。
証券口座開設には審査があるため、開設まで時間がかかります。
株を始めたいと思ったら、なるべく早く手続きをするのがいいでしょう。
証券口座に入金して、株を購入する
証券口座が開設したら、口座に入金します。
株の購入方法は、3種類あります。
株の購入方法
- 店頭
- 電話
- インターネット
自分のスタイルに合わせて、購入方法を選びましょう。
株の注文方法は2種類。
株の注文方法
- 指値:購入したい金額を設定し、希望した金額になると購入される
- 成り行き:現在取り引きされている価格ですぐに購入が可能
どちらの方法で注文するかは、予算に合わせて考えるといいかもしれません。
株を売るか、保有するかを決める
株購入後は、価格の変動を見て売るか、継続して保有するかを決めます。
初めてだと悩みますよね。
配当金、株主優待が目的の場合は権利確定日まで保有し、それ以外の株は自分のルールを決めて売るのもいいでしょう。
この後でも紹介しますが、○○円上がったら、もしくは下がったら売るなどです。
株を売却後、証券口座に入金されるまで約3営業日かかります。
失敗しないためのポイント5つ
慣れない間は不安に思いますよね。
そこで、株式投資で失敗しないためのポイント5つを紹介します。
- 身近な企業の株から購入する
- 少額から始める
- 複数の企業の株を購入する
- 自分のルールを決める
- 正しい知識を得る
どれも難しいものではありませんので、出来るところから取り入れてみて下さいね。
身近な企業の株から購入する
株の購入には、購入する企業の情報が必要になってきます。
その時全く知らない、または興味がない分野の企業だと、情報を調べるのもおっくうに感じるかもしれません。
株に慣れるまでは、よく買い物に行くスーパーの会社など、自分にとって身近な企業を選んでみましょう。
他にも応援したい企業、株主優待が魅力的な企業から選ぶのもいいでしょう。
少額から始める
通常、日本株は100株から購入可能です。
株購入時は手数料がかかるので、購入したい株の数の金額+手数料が必要です。
株式投資を始めるにあたって、まとまった金額がネックになる方もいると思います。
1株から購入可能な証券会社もありますので、まずは少額から購入出来る証券会社を選びましょう。
ただし、少額購入の場合は株主優待がもらえないなどのデメリットもあります。
複数の企業の株を購入する
1つの企業の株ばかりを購入していると、万が一その企業の株価が下がった時に損をしてしまいます。
そこで、損をしないために複数の企業の株を購入し、リスクを分散するといいでしょう。
先に案内した少額から購入と合わせて、複数の企業の株を購入するのもいいですね。
分散投資は、異なる業界の株を購入するとリスクを抑えられます。
同じ業界の株ばかり購入していると、1つの出来事で業界全体の株価が下がる可能性もあるからです。
自分のルールを決める
株価は日々変動するものです。
株価に一喜一憂して焦らないよう、自分のルールを決めておきましょう。
- 購入時より○○円下がったら売る
- 購入時より○○円上がったら売る
- 1ヶ月の購入予算を決めておく
こんなポイントがあります。
確かに、株価が上昇し続ける可能性もあります。
しかし、急に下がる可能性もあります。
自分で決めたルール通りに売却して新しく購入する方が、結果的に失敗するリスクは抑えられますよ。
正しい知識を得る
株についてインターネットを検索すると、多くの情報が表示されます。
しかし、必ずしも表示された情報が正しいとは限りません。
- 1つのサイトだけで判断せず、複数のサイトから情報を得る
- 得た情報について、自分でも考えてみる
これらがポイントです。
株式投資に慣れてきたら、本を購入、あるいは図書館で借りて勉強してみるのもいいですね。
損をしないためにも、信頼出来る情報元から情報を得る、正しい知識を学ぶ事が大切です。
まとめ:株式投資は難しくない!気になったら少額から始めてみよう
株式投資の始め方、失敗しないためポイントをお伝えしてきました。
内容をまとめます。
株式投資の始め方
- 証券口座を開設
- 口座に入金して株を購入する
- 株を売るか、保有するかを決める
失敗しないためのポイント
- 身近な企業の株から購入する
- 少額から始める
- 複数の企業の株を購入する
- 自分のルールを決める
- 正しい知識を得る
最初は難しいかもしれませんが、始めてみると想像していたより簡単だった、と思えるかもしれません。
気になったら、少額から始めてみるといいでしょう。
この記事が、株式投資を始めてみたい方の参考になれば幸いです。