玉ねぎを切る時に刃が滑って切れない
トマトが潰れてうまく切れない
力を入れないと鶏肉の皮が切れない
このような悩みを解決します。
料理していて包丁が切れないとストレスを感じますよね。
「料理の腕が落ちたのかも」と不安に感じているのなら、安心して下さい。
料理の腕ではなく、「包丁の切れ味」が落ちたのです。
そこで、この記事では包丁の
- 切れ味を復活させる裏技
- 切れ味を長持ちさせるコツ
についてご紹介します。
この記事を読む事で、包丁の切れ味が簡単に復活させられてお料理も楽しくなりますよ。
包丁の切れ味が変わる裏ワザ2選!家庭にある物で簡単に
どんなに高価な包丁でも毎日使い続ければ、購入時から1年ほどで切れ味が悪くなります。
しかし、急に切れなくなるわけではなく少しずつ切れ味が落ち、見た目にも分かりづらいので気付くのが難しいのです。
切れ味が悪いままで包丁を使い続けていると、余計な力を入れてケガにつながる可能性があります。
切れ味のチェックポイント
- 食材の上で包丁の刃が滑って切れない
- 硬い食材は力を入れないと切れない
- ノコギリのように動かさないと肉類が切れない
包丁の刃が切れる状態は、刃先が鋭利でギザギザになっているので食材に引っ掛かります。
一方切れない状態は、刃先が摩耗して丸くなっているので食材の上で滑るのです。
そのため、食材に引っ掛からないので中へ切り進めません。
しかし、キッチンにある物を使えば驚くほど切れ味が復活するのです。
今回は手軽にできる裏ワザを2つご紹介します。
簡単なのでぜひ、試してみて下さいね。
アルミホイルで切れ味が復活!
用意するもの
- アルミホイル(20cm程度)
- 包丁
- まな板
①アルミホイルを3つ折りにする。
②3つ折りにしたアルミホイルを包丁で5回程度切る。
アルミホイルの原料は、溶けやすく柔らかい性質をもつ金属のアルミニウムです。
アルミホイルを切ると、摩擦熱で溶け出したアルミニウムが刃先の欠けた部分に付着して補修してくれます。
一時的ではありますが、切れ味が復活するというわけです。
忙しい時にこそぜひ試してみて下さい。
大根の切れ端が研磨剤に!
用意するもの
- 大根の切れ端(捨てる部分1cm程度)
- クレンザー
- まな板
①大根の切り口にクレンザーを付ける。
②まな板の上に包丁を置き、大根で円を描くように刃先(両面)を数回磨く。
③磨き終わったらしっかり洗い流し、乾いた布巾で水分を拭き取る。
これだけで簡単に切れ味が復活します。
大根のほど良い水分がクレンザーと溶け合い、研ぎ汁の効果を発揮してくれるのです。
大根の繊維が研ぎ汁を逃さず、均等に磨けるのでおすすめですよ。
強く磨くと刃を傷める原因になるので、優しく磨くのがポイントになります。
捨てる大根の切れ端があれば、ぜひ試してみて下さいね。
包丁の切れ味を長持ちさせるコツ
毎日食材を切っていれば、高価でもお手頃価格でも関係なく包丁の刃先は摩耗します。
切れ味が悪くなれば研がずに買い替える方も多いようですが、使い方を注意すれば包丁は何十年も使えるのです。
長く使い続けて慣れてきた頃に買い替えるとなれば、また慣れるまでに時間がかかります。
材質や大きさでどんなものを選べばいいのかでも迷いますよね。
今回は使い慣れた包丁を長持ちさせるコツを2つ詳しくご紹介します。
冷凍食材は解凍してからカットする
包丁の切れ味を悪くしている最も多い原因が、硬い食材を切っているためです。
包丁の刃はとても薄いので、硬い食材を無理に切ろうとすればすぐに刃こぼれや刃先が折れる危険性があります。
例えば、
硬い食材の一例
- 餅
- カボチャ
- サツマイモ
- トウモロコシ
- 冷凍食材
このような食材は柔らかくしてから切る、解凍してから切るなどの工夫が必要です。
また、肉や魚の骨は刃が欠けるだけではなく、ゆがむ原因になるので専用器具を使いましょう。
まな板は木製を使用する
包丁の刃先を摩耗させている原因の1つにまな板があります。
食材を切るたびに刃先がまな板に当たるので、使用しているまな板が硬ければつねに刃先はすり減るのです。
プラスチック製、合成ゴム製、木製のメリットやデメリットを紹介します。
プラスチック製
安価で軽く表面に抗菌作用が施されているので衛生的に使用できます。
しかし、硬い素材が多いため刃こぼれしやすく汚れや傷がつきやすいので1、2年ほどで買い替え時期となります。
合成ゴム製
適度な弾力性があるため、刃こぼれしにくい特徴があります。
しかし、ゴム特有の臭いや熱い食材や鍋を置いてしまうと変色や変形の可能性があるので注意が必要です。
他のまな板よりは少し重くなりますが、上手に使えば5、6年は使用できます。
木製
適度な硬さとほどよい弾力性があるため、切った時の衝撃を吸収してくれるので刃を傷めません。
木は膨張と収縮を繰り返すので、表面の包丁傷は元通りに戻る可能性があります。
そのため、傷の間に入り込んだ食材はしっかり取り除かなければ、木の間に挟み込まれてしまうので注意しましょう。
使用後はしっかり洗って乾かさなければ、カビや雑菌の繁殖による臭いが発生する場合があります。
また保管状況により反りやゆがみが発生しますが、しっかり手入れすれば5、6年は使用可能です。
まな板を柔らかな木製に替えるだけでも切れ味の持続性が大きく変わってきます。
難しいメンテナンスは必要ありません。
木製のまな板は刃当たりの良さが特徴で、長時間使っても手が疲れない魅力があります。
まとめ:包丁の切れ味は簡単に復活させられる
包丁は使えば使うほど切れ味が悪くなり、料理の見た目や味に影響します。切れ味が落ちない包丁はありません。
「研ぎ石を持っていないけど、今すぐ切れ味を復活させたい」という場合にこそ、
- アルミホイルを切る
- 大根の切れ端で磨く
こちらの裏技を試してみて下さい。
包丁は切れ味を復活させて使えば10年以上使える道具です。
長く使えば使い勝手もよくなり、愛着も湧いてきます。
包丁の持ち手の部分に不具合を感じたら買い替え時です。
そのまま使い続ければ事故にもつながるので、新しい包丁の購入をおすすめします。
切れ味が悪くなってきたと感じたら、手入れやまな板の素材の見直しを検討し、長持ちさせる努力をしましょう。