海で家族や友人たちと過ごす、最高のひととき。
それが一転、クラゲに刺されまさかの緊急事態!
- 「早く応急処置をしたいけど、何をすればいいんだろう」
- 「クラゲに刺されると、どうなっちゃうの」
- 「刺されたけど大丈夫そうだし、このまま放っておいてもいいのかな」
こんな悩みを抱えていませんか?
しかし、ご安心ください。
この記事では、現役WEBライターである私が「クラゲに刺された時の応急処置の手順 / 方法」について隈なくリサーチし、初心者でもわかりやすいように解説しています。
この記事で分かる内容
- 応急処置する前に、知っておくべきこと
- 応急処置の方法と手順
- クラゲ対策として、海で遊ぶ前にしておきたいこと
すぐ出来る応急処置を知りたい方や、不安を抱えている方までぜひ参考にしてくださいね!
海でクラゲに刺された!応急処置の前に知っておくこと!
応急処置する前に、必ず知っていただきたい注意事項があります。
クラゲに刺されると、発熱や腫れ、呼吸困難、おう吐、頭痛、痙攣、全身じんましん、脱力感など、様々な症状を引き起こす可能性があるのです。
症状を悪化させないためにも、処置前の心構えとして確認しておきましょう!
クラゲに刺されたら、すぐに海から上がる
蜂と同じように複数回刺されてしまうと、「アナフィラキシーショック」を起こし、溺水につながる危険性があります。
「アナフィラキシーショック」は刺された後、10~15分後に発症する可能性もあるので、すぐに海から上がり適切な処置をとるようにしましょう。
絶対に「真水」で洗わない!
刺された箇所を真水で洗うと、毒針を刺激し症状を悪化させる危険があります。
必ず「海水」で患部を刺激しないよう「優しく」洗い流しましょう。
応急処置が済んだら、医療機関を受診する
クラゲの毒性によっては命に危険を及ぼし、時間が経過して急に症状が悪化したり、発熱などが数日続いたりする場合もあります。
何も症状がみられないからと安心するのではなく、必ず医療機関を受診しましょう!
応急処置の方法を3ステップで解説!
症状を悪化させないためには、応急処置を下記の手順で進めていきます。
- 触手をとりのぞく
- 「海水」で洗い流す
- 症状にあわせ、温めるか冷やす
ここでは、この手順について順番に詳しく解説していきます。
尚、応急処置等の参考資料を以下に紹介しておりますので、併せてご参照ください!
海やプールで溺れない
クラゲにさされたら
海でクラゲに刺されたら?
応急処置の順番と、やってはいけないこと
手順1:触手を取り除く
刺された患部に触手が残っていることがあり、そのままにしておくと再び刺されてしまうかもしれません。
触手を目視できる場合は、以下に注意しながら慎重に取り除いていきましょう。
取り除く際の注意事項
- 手を刺されるといけないので、絶対に素手で触らないようにしましょう
- 手袋やピンセット、タオルなどを使用し取り除いてください
- こすって払い落とすなどしてはいけません
手順2:「海水」で洗い流す
洗い流しは触手が取り切れないときなど、やむを得ない場合のみ行うようにしてください。
触手が明らかに確認できないときは、洗い流すなど刺激を与えることは避けましょう。
尚、触手を洗い流すときは、以下の注意が必要です。
洗い流す際の注意事項
- 必ず「海水」で行ってください!真水で行うと毒素が活性化し、症状を悪化させる危険性があります
- 毒針を刺激しないように「優しく」洗い流すようにしましょう
手順3:症状にあわせ、温めるか冷やす
温めるか冷やすかは、専門家によって見解はさまざまです。
症状も踏まえ、刺された本人が一番楽になる応急処置を選択するようにしましょう。
温める場合
クラゲの毒の主成分はタンパク質毒素で熱に弱いため、40℃前後のお湯で温めてみます。
熱が毒素の活性化を抑制し、痛みを和らげてくれることが期待できます。
冷やす場合
患部は熱をもつため、冷やすことで痛みを和らげるのも可能です。
もし冷やすものがなければ、水の入ったペットボトルなどでも良いでしょう。
コラム:お酢が効くって聞いたけど本当?
結論からお伝えすると「お酢をかけるのはやめましょう」。
理由は「刺されたクラゲがもつ毒素によって、逆効果となってしまう恐れがある」ためです。
確かにお酢を使う療法は存在しますが、クラゲの種類がハッキリしないことには危険ですし、一般人がそれを判断するのは至難の業と言えます。
むやみにお酢を使うことはやめておきましょう!
【クラゲ対策!】海で遊ぶ前にしておきたいこと
楽しい時間が、クラゲに刺されたせいで台無しになるのは悔しいですよね!
そこで、少しでもクラゲ回避が可能となるように、事前の対策を紹介しておきます。
- 水着の上からラッシュガードを羽織るなど、肌の露出をできる限り減らす
- クラゲ除けの日焼け止めを塗る
- 地域の観光協会などを利用し、海水浴場の情報をリサーチしておく
- ワセリンを厚めに塗る(サーファーがよく使うらしい)
- クラゲの死骸でも触ると皮膚炎を起こしかねないので、裸足であまり歩かない
- クラゲ除けのネットが設置されている海水浴場では、その中で遊ぶ
まとめ:正しい対策をとってから海で遊ぼう!
この記事のポイント
- 海で遊ぶまえに、危機管理情報の収集や対策を整えておく
- クラゲに刺されたらすぐに海から出て、迅速かつ的確な応急処置を行う
- 応急処置が済んだら、医療機関を受診する
急に予期せぬ出来事に遭遇してしまうと、慌ててしまいますよね。
そんな時、正しい対処法を知っているだけで、その結果は大きく違ってくるはずです。
家族や友人と楽しい海のひとときを過ごすためにも、事前にできる対策はチェックしておきましょう!