自分の子どもや親せきの子どもにあげるお年玉で、いくら渡そうか、と悩むことがありますよね。
そこで、当記事ではお年玉に関する悩みを解決します。
この記事でわかること
- お年玉は何歳まであげるべきか
- お年玉であげる金額
記事を読み終えれば、「お年玉は、何歳までで、いくら位あげればいいか」の見通しを立てやすくなっていますよ。
お年玉をあげる年齢は20歳までが目安
お年玉は何歳まであげるべきかは、20歳までが目安とされています。
しかし、20歳までが目安といえども、人それぞれで区切りがあるとされているものです。
主に次の3つがポイントとなります。
- 収入を得るまで
- 学生時代まで
- 成人するまで
ひとつ目は「収入を得るまで」です。
マイナビニュースの「お年玉は何歳まであげるべき?始める年齢や年齢別の金額相場も紹介」によれば、子どもが収入を得るようになるまでと考えている家庭は多くあります。
「就職するまで」「アルバイトを始めるまで」などと、各家庭でそれぞれ定義し、目安を立てるケースもあります。
2つ目が「学生時代まで」です。
主には、「学生は一人前の社会人ではない」とみなされ、大学生になってからもお年玉をあげる家庭も多くいます。
ゆえに、高卒で就職した人は、高卒の地点でお年玉も卒業するタイミングになるということですね。
ただ、兄弟間で高卒と大卒とで学歴に差が出てしまうと、お年玉をもらう機会の違いで不公平になりかねません。
3つ目は「成人するまで」です。
20歳までの目安を、そのまま添えているポイントですね。
前述している通り、「収入を得るまで」「学生時代まで」を基準にすると、機会的な不公平が生じてしまいます。
そのようにすると、高校生でアルバイトを始めれば、あげなくてもいいことになりますよね。
あげる側としては、明確な基準があり、準備はしやすいでしょう。
しかし、もらう側としては、どこか不満を感じたりするかもしれません。
こうしたトラブルを未然に防ぐという意味でも、「成人するまで」という基準を設けることが大切です。
参照:「お年玉は何歳まであげるべき?始める年齢や年齢別の金額相場も紹介」(マイナビニュース,2021/12/21)
【年齢ごとで異なる!】お年玉の金額相場
お年玉の金額相場は一般的に年齢ごとで異なります。
株式会社インテージの「いまどきのお年玉事情」を参考に、3世代ごとでの金額相場をまとめました。
順番に説明していきます。
参照:「いまどきお年玉事情」(株式会社インテージ,2022/12/16)
未就学児~小学生|3,000以下~5,000円
まず、未就学児から小学生年代の金額相場は、3,000以下から5,000円です。
未就学児・低学年(1~3年生)・高学年(4~6年生)で分けていくと、以下の内訳になります。
- 未就学児:3,000円以下
- 低学年:1,000~3,000円
- 高学年:3,000~5,000円
未就学児は3,000円以下とされており、当然ながら親が受け取り、管理することが一般的です。
なぜなら、年齢が低い子供はお金の使い方をまだ知らないからです。
ゆえに、そもそもお金ではなく、お金の代わりに絵本やおもちゃを渡すこともあります。
そして、小学校低学年になると、金額相場は1,000~3,000円がほとんどです。
一例としては、学年によって金額を決める場合があります。
1年生は1,000円、2年生は2,000円、3年生は3,000円と、学年が上がるに従って増えていくケースですね。
このようにすることで、「学年が上がれば金額も増える」との認識がつきます。
そして、兄弟間での金額の違いにおけるケンカも防げますね。
高学年になれば、3,000~5,000円が主たる金額です。
高学年からは、お金の価値や使い方を理解し始めるとされており、自分で買いたいものがあったりするからですね。
また、多すぎず少なすぎずと捉えた上での3,000円を渡すケースもあります。
中高生|5,000~10,000円
中高生の子どもがいる家庭は、いずれも5,000~10,000円が過半数を占めておりました。
中学生になれば、小学生の時よりも友達付き合いが大きく広がり、それに伴ってお金を使う機会も増えるものです。
中には、10,000円以上を渡す家庭も1割未満として見受けられた結果も出ています。
そして高校生からは、お年玉を5,000~10,000円以上渡す家庭が、51.2%になっていました。
「精神的に一気に大人へと成長し、お金の使い方や大切さをある程度理解している」と、考える親からの信頼もあるのではないでしょうか。
大学生以降|10,000~20,000円
最後に、大学生以降のお年玉の金額相場についての説明です。
大学生にお年玉を渡す金額は10,000~20,000円の金額相場となっています。
お年玉での10,000~20,000円の相場は、子どものそれまでの人生で最大の金額となるわけです。
卒業後の社会人デビュー・自立・成人などの節目が多くなる大学生においては、妥当な金額相場ではないでしょうか。
「就職祝いに」「成人祝いに」「社会人へのせん別として」などの意味合いが考えられますね。
【地域や家庭によって異なる!】お年玉の金額相場や年齢
お年玉の金額相場や年齢は地域によって差があるとされています。
ウェザーニュースの「2022年お年玉出費ランキング」を参照に説明します。
47都道府県すべてにおいて最上位の相場を取っている県は、徳島県でした。
徳島県のお年玉金額相場は平均して16,656円です。
そして、一番低い相場を示したのは岩手県で、その額は5,516円でした。
お年玉の金額相場は地域間で差があるため、「必ずこれ位のお金を渡さなくてはいけない」などの決まりはありません。
ゆえに、それぞれのご家庭で無理のない範囲の額で、毎年準備ができればいいのではないでしょうか。
また、「何歳からあげて、何歳まであげればいいのか。」との疑問についても、地域や家庭によって様々です。
前述している通り、「子どもが成人するまで」を目安に考えれば、見通しも立てやすくなるでしょう。