言葉の意味由来

「短期間」と「短時間」の違いは?例文から分かりやすく解説!

「短期間」「短時間」は、どちらも「わずかな間」のことですが、以下のような違いがあります。
  • 短期間:短い期間。日にちや週、月などをまたぐ、ある期間の中のわずかな間。
  • 短時間:短い時間。ある時刻から他の時刻までの、わずかな間。1日以内で完結する。

このページでは「短期間」「短時間」の違いについて、詳しい意味と具体的な使い方とともにわかりやすく解説しています。

「短期間」と「短時間」の意味と例文

まず、「短期間」「短時間」の辞書での意味を確認しておきましょう。

【短期間】
短い期間。わずかなあいだ。
引用:weblio国語辞典

【短時間】
短い時間。わずかの間。⇔長時間。
引用:weblio国語辞典

なんとなく違いはわかりますが、辞書の内容だけでは中々使い分けをするのは難しいですよね。

以下でより詳しい意味や例文を見ながらそれぞれの違いを確認していきましょう。

 

「短期間」の意味と例文

「短期間」は、それぞれの漢字の意味を組み合わせると「短い+一定の期間」となります。「期間」とは、1日以内で完結するようなものではなく、日にちや週、月などをまたぐ、一定の時点から他の時点までの時間の長さを言います。

例文を見てみましょう。

  • 短期間の海外留学を終えた。
  • 短期間のアルバイトを募集する。

どちらの例文も、1日以内で完結するようなものではなく、日にちや週、月などをまたぐ時間の長さが考えられます。

短期間の海外留学と聞くと、短くても数週間から数ヶ月の印象を受けますし、短期間のアルバイトと聞くと短くても数日以上の印象を受けますよね。

このことから、1日以内で完結するようなものではなく、日にちや週、月などをまたぐわずかな期間を伝えるときには「短期間」を使います。

 

「短時間」の意味と例文

一方、「短時間」はどうでしょうか。それぞれの漢字の意味を組み合わせると「短い+ある時刻から他の時刻までの間」となります。「短時間」とは、1日以内で完結するような、短い時間で区切る際に使用します。

こちらも例文を見てみましょう。

  • 短時間で集中して宿題を終わらせる。
  • 昨日は忙しくて短時間しか眠れなかった。

宿題を短時間で終わらせると聞くと、数分から、長くても数時間以内では終わりそうな印象を受けますよね。同様に、短時間の睡眠と聞くと、個人差はあっても数時間の世界の話だという印象を受けると思います。

このことから、1日以内で完結するような、ある時刻から他の時刻までのわずかな時間を伝えるときには「短時間」を使います。

「短期間」と「短時間」の違いまとめ

以上「短期間」と「短時間」の違いと正しい使い分けが、おわかりいただけましたでしょうか。
最後にもう一度、使い分けのポイントをお伝えします。

  • 短期間:短い期間。日にちや週、月など、ある期間の中のわずかな間。
  • 短時間:短い時間。ある時刻から他の時刻までの、わずかな間。1日以内で完結する。

ぜひ、この記事を参考にして意味や使い方をマスターしましょう。

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