「大学の卒業式って出席しないといけないのかな」
「友達もいないし会場でぼっちになるのも嫌だな」
「県外に引っ越したのでわざわざ行くのも…」
このような思いが頭をよぎってはいませんか。
大学の卒業式への出席が、メンタル面や金銭面などで"億劫になる気持ち”、とてもわかります。
そこで今回は、
・大学の卒業式は出席しないといけないのか
・大学の卒業式を欠席する人の理由
をご紹介します。
最後まで読むことで、ご自身が大学の卒業式へ出席するかしないかをはっきりと決められて、すっきりしますよ。
大学の卒業式に出席する義務はありません
結論からお伝えすると、大学の卒業式に出席しなくても問題はありません。欠席しても卒業は出来ます。
就職のために引っ越したり、友達がいないので出席したくない場合もありますよね。もちろん、就職にも響きませんし、メンタルを崩してまで行く必要はありません。
ただ、迷っていたり、面倒くさいだけであれば再考の余地はあります。
そうは言っても、大学の卒業式がどんなものかわかっていないと不安で心細いですよね。
では、大学の卒業式の流れから見ていきましょう。
大学の卒業式はいたってシンプル
大学の卒業式の流れは、概ねどこの大学も同じで
- 開式
- 学位授与
- 学長の言葉
- 来賓祝辞
- 歌
- 首席の言葉
- 閉式
となっています。
時間にすると、1時間から1時間半ほどで終わってしまいます。
小・中・高校のように一人ずつ名前を呼ばれる場面もありません。淡々と進み、座って話を聞くだけなので身構える必要もなさそうですね。
欠席するのであれば、お世話になった教授や職員への挨拶を忘れずに
4年の間には、お世話になったり相談に乗ってもらったりした教授や職員の方がいらっしゃると思います。
前もって卒業式に欠席する挨拶をし、お礼も伝えておきましょう。
おそらくこれから先、特に職員の方とお会いする機会はないでしょう。
この機会に、感謝の気持ちを伝えておいてくださいね。
大学の卒業式に行かない理由
大学の卒業式に行かない理由は、大きく分けて2つあります。
- 物理的な理由|行きたくても行けない
- 心理的な理由|メンタルが壊れそうで心理的に行きたくない
それでは、この2つの要素についてみていきましょう。
物理的に行けない
物理的にいけない理由は
- 住んでいる部屋の契約が切れ、家賃がもったいないので遠方の実家に帰った
- 就職の面接や研修が大学の卒業式とバッティングした
- 就職に向けて、大学の卒業式より先に引っ越した
などです。
就職の面接や研修は大学の卒業式よりも優先度が高いですし、県外に引っ越した場合は多額の交通費がかかってしまいます。
そして、その交通費を新生活の費用にまわしたい気持ちもよくわかります。
心理的に行きたくない
心理的に行きたくない理由には
- 大学の卒業式に興味がない
- 友達がいないので、卒業式の会場でぼっちになり不安
- 大学の卒業式の衣装にお金をかけたくない
などがあります。
友達がおらず、卒業式の会場でぼっちになるのは不安ですよね。
一人で参加する方が大学の卒業式に行きたくない気持ちは、自然な感情です。
また、女性は袴を着用する場合、着付け、ヘアセットなどを含めると5~6万円はかかってしまいます。
大学の卒業式だけのために5~6万円も出したくない、他の何かに使いたい、と思う気持ちももっともです。
卒業証書の3つの受け取り方
大学の卒業式には出席しなくても、卒業証書は必ず受け取りましょう。
卒業証書は就職する際にとても大切な書類の1つです。
就職先でコピーの提出を求められたり、一定の学歴を必要とする資格試験などで必要となる場合があります。
受け取り方には3つの方法があります。
- 大学の窓口で受け取る方法
- 郵送で受け取る方法
- WEBで申請して受け取る方法
それでは、それぞれの内容について見ていきましょう。
1.大学の窓口で受け取る方法
大学のHPに学部別で申請する場所が示されています。受け付けている期間や時間も確認しておきましょう。
ほとんどの場合、所属学部の窓口で申請し、窓口で受け取ります。
主な必要書類は、身分証明書、証明書発行申請書などです。漏れがないか各大学に問い合わせましょう。
また、発行手数料が必要な大学もあります。
2.郵送で受け取る方法
郵送では、すぐに受け取れないので、申請から1週間はみておいたほうがよいでしょう。
郵送の場合は郵送で申請し、郵送で受け取ります。学部の窓口で申請し、郵送で受け取る方法もあります。
主な必要書類は身分証明書のコピー、切手を貼った返信用封筒、証明書発行申請書などです。こちらも漏れがあると手続きが進まないので、各大学に問い合わせましょう。
また、発行手数料が必要な大学もあり、郵送で申請する場合は現金書留で送る必要があります。
郵送は手間がかかりますね。就職後に提出を求められる可能性があるので、早めに申請しておきましょう。
3.WEBで申請して受け取る方法
各大学のHPの専用WEBサイトから申請します。
受取方法はコンビニのマルチコピー機での出力、または大学から自宅への郵送です。
こちらも発行手数料やシステム利用料が必要な大学があります。その場合の決済方法はクレジットカード、またはコンビニ決済などです。
専用WEBサイトの内容をよく読んで進めてくださいね。
ぼっちが理由で欠席しようと思っているけど、迷っているあなたへ
親しい友だちもおらず、
「卒業式の会場でぼっちになるのは嫌だな、欠席しようかな…」
「でも実は、ちょっと気になっている。何年後かに後悔するかも」
と迷ってはいませんか。
大学の卒業式は、最後の学生生活の区切りにもなるため、迷っているのなら出席をおすすめします。
とは言っても
- 卒業式の会場でどのように過ごせば良いのかわからない
- 服装にお金をかけたくないけれども、何を着れば良いのかわからない
など不安な要素もあるかと思います。
この項目ではそのような不安な要素を解決していきます。
大学の卒業式での過ごし方3選
一人だと始まるまでの間がもたず、所在なく不安になりますよね。
そのような時の3つの解決方法をご紹介します。
大学の卒業式が始まるまでの時間は、苦痛ですよね。そのような時は忙しそうにスマホをいじっていれば大丈夫です。
また、一人で参加している人を見つけたら、思い切って話しかけてみるのも良いでしょう。話が合うかもしれません。
そして、下を向いているとかえって目立ちます。堂々と前を向いている方が卒業式にふさわしく、場に溶け込めます。
卒業式が終われば用事があると言って、さっさと帰りましょう。
様々な思いがあるでしょうが、大学の卒業式に出て4年間を振り返る時間を作るのも良いかもしれませんね。
服装はリクルートスーツ+αでOK
「服装にお金をかけたくはないけれど、何を着ていけば良いのだろう」
とお悩みではありませんか。
結論からお伝えすると、就職活動のために購入したリクルートスーツでOKです。
女性の場合は、中に着るブラウスを淡いピンクやブルーなどのパステル系にすると、やわらかな印象になります。また、フリルやリボンがついているデザイン性のあるものにするだけで、華やかな雰囲気になりますよ。
そして、就職してからもこのようなブラウスは、様々な場面で活躍してくれるでしょう。
卒業式ではスーツ派も2割はいるので、周りの目も思っているよりも気にならないですよ。
まとめ|大学の卒業式で学生生活への区切りをつける
大学の卒業式に行かないと固く決心しているのであれば、義務ではないので出席する必要はありません。
しかしながら、迷っていたり、後悔するかもと考えているようであれば出席する選択をおすすめします。
大学の卒業式で最後の学生生活への区切りをつけ、社会に飛び込んでくださいね。