- 革の部分のしわって、どうしたら取れるの?
- クローゼットに入れたままにしていたら、革が硬くなっていた
- 雨に濡れて放っておいたら、革にシミができてしまった
とお困りの方は多いのではないでしょうか?
私もスタジャンの革にしわが入って、型崩れした経験があります。
こんな時って、どうしたらいいか悩みますよね。
そこでこの記事では、
- お家で簡単にできる【革のしわの伸ばし方】
- 革が硬くなった場合の伸ばし方
- 革のお手入れ・保管方法のコツ
について徹底的に上位記事をリサーチしました。
この記事を読むことで、革のしわの取り方や革のお手入れができるようになりますよ!
【スタジャンのしわ】上手な伸ばし方
スタジャンの身頃はメルトンウール、袖部分はレザー(革)が使われます。
しわが入りやすいのは、レザー(革)の部分です。
しわが入った時に、どうやって伸ばせばいいの?
革が硬くなって、元のように伸びない。
何か、良い方法はないの?
そんなお悩みに、今回は、レザー(革)部分のしわの伸ばし方について、
- アイロンを使用した基本のしわの伸ばし方
- 革が硬くなった場合の対処法
をご紹介します。
【基本】レザー(革)部分のしわの伸ばし方
革のしわは、本来着用するだけで少しずつ伸びていきます。
軽いしわなら、その部分を縦方向や横方向に数回引っ張れば、伸びる場合もあります。
ですが、頑固なしわの場合は困りますよね。
そこで、今回はご家庭でできる簡単な方法をお伝えします。
アイロンを使ってしわを伸ばしましょう。
注意ポイント
- 低温ドライアイロンで掛ける
- スチームや霧吹きは使用しない
アイロンを最も低温に設定して使用します。
革は熱に弱いため、高温でかけた場合は、素材により革自体を傷めたり、縮めたりするリスクがあります。
また、スチームや霧吹きを使用すると水分にも弱いため、変色や縮みの原因になる可能性があります。
アイロンをかける場合は、革部分の目立たないところで一度試しがけしてから、本体に移りましょう。
革にアイロンをかける場合は、次の手順になります。
- 革のしわの上に布をあてる。
- アイロンを乗せたら、滑らさず動かさない。
- 体重をアイロンに乗せて、上から押すようにかける。
- 数秒でぱっと離す。
- また、次の箇所に移り、同じ手順を繰り返す。
意外に簡単ですよね。
革が硬くなった場合は保革剤を使おう
革が硬くなっている場合は、そのまま放置するとひび割れなどを起こしてしまいます。
革クリームやミンクオイルなどの保革剤で、油分を補充します。
油分の補充により保湿効果が高まり、革の柔軟性を取り戻せます。
しわ伸ばしのために保革剤を塗る手順
- ブラシで革についたホコリや汚れを取り除く。
- 保革クリームやミンクオイルなどを柔らかい布に少量取り、薄くムラにならないように塗る。
- しわのある箇所は、少し多目に塗る。
- 直射日光を避け、湿気の少ない通気性の良い場所で、陰干しをして乾かす。
ブラシについては、馬毛ブラシがオススメです。
馬毛ブラシは、細くて柔らかいため、革の奥までブラッシングできます。
【スタジャンのしわ】防止!お手入れと保管のコツ
【スタジャンのしわ】を防止するために、いつどのようにお手入れをしたらいいの?
保管する時は、どのようにどこに気をつければいいの?
革のお手入れって、難しそう?
ここでは、そんな疑問にお答えするために、お手入れと保管のコツとして、
- しわを付けないために、ハンガーにかける
- 革のお手入れに、保革剤を塗る
- 雨に濡れた場合の対処法
について解説します。
厚手のハンガーにかける
保管中も型崩れやしわを防止するためには、なるべく厚手のハンガーにかけます。
ハンガーの素材も色々ありますが、厚手の木製がオススメです。
丈夫で、厚みがあるため、かけても型崩れがしにくく、しわの防止になります。
また、クローゼットやハンガーラックにかける時は、服と服の間に一定の間隔を保ってかけましょう。
さらに、除湿剤を入れて服の上に布をかけておくのもカビの発生を防止します。
ギューギュー詰めの状態では、通気性が悪くなり、そのため湿気がこもりやすく、しわやカビの発生につながります。
レザー(革)部分に保革剤を塗る
汚れを落とし、革に栄養を与えて、しわやひび割れを防ぐために、
革専用のクリーム(革靴用のクリームも使えます)や専用オイルを塗ぬるのがポイントです。
しわ防止に保革剤を塗る手順
- ハンガーがけしたスタジャンの革部分をブラッシングする。
- ブラッシング後、保革クリームやミンクオイルなどで革に栄養と油分を補給する。
- 通気性の良い場所で、陰干しをして乾かす。
- 乾いたあとは、清潔な布でていねいに乾拭きする。
最初にブラッシングすることによって、使用してついてしまったホコリや汚れを落とし、表面をきれいな状態にします。
この場合も馬ブラシを使います。スタジャンを着た日は、できるだけ毎回ブラッシングするように努めましょう。保革剤を補充する時は、柔らかい布に少量の保革クリームやオイルを付け、薄く広げるように塗るのがコツです。
季節の変わり目でスタジャンをしばらく保管する際(年に1~2回)は、保革剤でのお手入れを必ず行いましょう!
雨に濡れてしまった場合は拭き取って陰干しする
急な雨で、大切なスタジャンが濡れてしまった。というのは、よくありますよね。
そんな時は、とにかく濡れた部分を拭き取り、陰干しすることが大切です。
雨に濡れてしまった場合の手順
- 濡れた部分を乾いた布で押すようにして拭く。
- 拭き取りしたあとは、厚手のハンガーにかけ、形を整える。
- 風通しの良い場所で陰干しをして、自然に乾かす。
- 乾いたら、ブラッシングして、ホコリや汚れを落とす。
- 保革クリームやミンクオイルで栄養と油分を補給する。
- 最後に、防水スプレーを吹きかけて、はっ水や防水効果を高める。
雨に濡れてしまった場合は、適当な布がなければ、タオルでもけっこうです。
革は雨に濡れてしまった場合、シミができたり型崩れが起きたりする可能性があります。
そんなリスクを避けるために、早く処置することがポイントです。
まとめ:ご家庭で簡単にスタジャンのしわを伸ばそう!
ここまで、スタジャンのしわの伸ばし方をご説明いたしました。
ご家庭で簡単にできるという点が、最大のポイントです。
- しわの上に当て布をし、低温ドライアイロンをかけて伸ばす。
- 乾燥によるしわなどで硬くなった革に保革剤を塗って伸ばす。
これだけ、押さえていただければ、十分満足できる結果が得られるのではないでしょうか。
一度試してみては、いかがですか。
きっと、あなたのスタジャンをもっと好きになりますよ!!