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【スープレックス】とは?プロレスファン初心者へ意味とやり方を解説!

  • プロレスの【スープレックス】って何?
  • 【スープレックス】の意味がわからない
  • 【スープレックス】ってなんの技なの?

などと疑問をお持ちのプロレスファン初心者は、多いのではないでしょうか?
プロレスは技が多く、用語がいっぱいあります。
技を理解するのは、大変ですよね。

そこで今回の記事では、そんな疑問を解消するために

  • 【スープレックス】の意味と定義は?
  • 【スープレックス】ってどんな技、やり方は?
  • 創始者は誰なの?

について、関連記事を徹底的にリサーチし、昭和のプロレスファンとして解説します。
この記事を読むと、これからプロレスを観るのが、もっと楽しく面白くなるのは間違いありません!

【スープレックス】とは?

プロレスには、多くの技がありますが、中でもスープレックスは、投げ技」に分類されます。
投げ方は、後ろへの反り投げです。

投げ技の中でも、いろんな技が見られるでしよう。
見ているだけでも投げる形がいっぱいありますよね。

「ジャーマン・スープレックス」とどう違うの?
どんな投げ方があるの?

などと、スッキリしないかもしれません。
ここからは、そんな疑問に一つずつお答えします。

【スープレックス】の意味と定義は?

【スープレックス】の意味は、プロレスで使われる投げ技の一種です。

投げ技の中でも、プロレスを象徴するような、大胆で華やかな技になります。
そして、【スープレックス】の技の定義についても調査しましたが、明確な定義はわかりませんでした。ただし、プロレスファンの視点で解説すると次のようにいえます。

「レスリングの神様」カール・ゴッチの説明では、「【スープレックス】の中でも、【ジャーマン・スープレックス】のみが【スープレックス】」になります。

【ジャーマン・スープレックス】とは「相手の背後から胴をクラッチ、後ろへ反り投げ、ブリッジの体勢のままピンフォールをする技」のこと。
つまり、【スープレックス】=【ジャーマン・スープレックス】です。

しかし、近年では、「ブリッジでピンフォールまではしないで、相手を自分の後ろに投げる技すべてを【スープレックス】」として解釈しています。
その技が最初に公開されてから今日に至る過程で、技の解釈が変わってきているからです。

元祖のゴッチがやり始めた【スープレックス】は、決め技として使われていました。

しかし、技の難易度が高いのと、使い手にも身体的にかなりリスクがあります。ブリッジまでする決め技ではなく、後ろへ投げるだけのつなぎ技として使われる場面が多くなっています。

どんな技?有名な【スープレックス】の技は?

現在、【スープレックス】と名のつく技は、30種類以上あります。
近年の技の変化や多様性により、種類がどんどん増えている状況です。

【スープレックス】を技に入る時の、相手との組み方によって分類してみると、次のように大別できます。
代表的なスープレックス名を挙げてみましょう。

  • ジャーマン・スープレックス
    後方から組み付き、後ろへ投げる
  • フロント・スープレックス
    前から組み付き、後ろへ投げる
  • サイド・スープレックス
    横方向から組み付き、後ろへ投げる

これらは、基本的な「スープレックス」の技になります。

それではここで、有名な【スープレックス】の技を挙げてみます。

  • 「ダブルアーム・スープレックス」
    ビル・ロビンソンが初来日した時に、公開したスープレックス
  • 「ドラゴン・スープレックス」
    藤波辰爾が開発したスープレックス
  • 「タイガー・スープレックス」
    初代タイガーマスクの佐山聡が開発したスープレックス

私の目にも焼き付いている「スープレックス」です。

元祖【スープレックス】のやり方は?

さて、核心の【スープレックス】のやり方について、見ていきましょう。
ここまで見てきたように、【スープレックス】と呼ばれる技には多くの種類があります。
ここでは元祖カール・ゴッチが伝授してきた王道の【ジャーマン・スープレックス】をご紹介します。

日本でも、多くの名プロレスラーがこの「ジャーマン・スープレックス」を使用してきました。
その中でも最高峰といわれるアントニオ猪木の「ジャーマン・スープレックス」です。

【ジャーマン・スープレックス】やり方のポイント

  1. 素早く、相手のバックに回る
  2. 背後から両腕を回して、胴を両手でしっかりつかむ
  3. 自分の膝を曲げ、腰を低くする
  4. 相手を跳ね上げるように後ろへ反り投げて、ブリッジの体勢をとる
  5. かかとを上げ、つま先立って、そのままフォールまで持っていく

数ある「スープレックス」の中でも、究極の美といわれる【ジャーマン・スープレックス】
速さと大きさと美しさの【ジャーマン・スープレックス】は、プロレス技の芸術品と呼ばれています!

ところで、スープレックスに挑戦したくなるのはわかりますが、この技はプロレスラーの中でもかなり危険で難易度の高い技です。やるのではなく、観るのがおすすめです。

もっと知りたい!【スープレックス】いろいろ話!

ここまで、【スープレックス】の技について見てきました。【スープレックス】に関しては、他にもいろいろと興味深いお話があります。
そんな【スープレックス】にまつわる“なるほど話”をご紹介します。

  • 最初に【スープレックス】をやった人は誰なの?
  • 【スープレックス】の語源はどこから来たの?
  • 「ドラゴン・スープレックス」って、ぶっつけ本番だったの?

この後を読むと、さらに理解が深まりますよ。それでは順番に見ていきましょう。

創始者は誰なの?

創始者は、「レスリングの神様」と呼ばれるカール・ゴッチです。
1924年生まれで、ベルギー出身のプロレスラーです。1948年のロンドンオリンピックにグレコローマンレスリングのベルギー代表として出場しています。

【ジャーマン・スープレックス】の原型は、レスリングで【スープレックス】と呼ばれた投げ技です。その技をカール・ゴッチがプロレスに取り入れたのが始まりです。
ゴッチは、【ジャーマン・スープレックス】を単に【スープレックス】と呼んでいたといわれます。

カール・ゴッチは1961年に来日。4月に公開練習で【ジャーマン・スープレックス】を初披露し、5月1日の日本プロレス対吉村道明戦で初公開しました。

日本人としては、ゴッチから直接伝授されたヒロ・マツダが最初に使用して、後にフロリダで谷津嘉章に伝授しています。

1968年に日本へ移住したゴッチは、日本プロレスのコーチに就任。
そして、ご存じアントニオ猪木に【ジャーマン・スープレックス】を伝授し、多くのレスラーを指導しました。

その後、ゴッチはアメリカのフロリダに帰りますが、その「ゴッチ道場」でも、【スープレックス】の使い手で有名な藤波辰爾・前田日明・佐山聡らを育成しています。

語源はどこから?

【スープレックス】の語源にはいくつかの説がありますが、確定的なものはありません。
ここでは、代表的な3つの説をご紹介します。

  • 【その1】スープレイ(Suplay)説
    レスリングのグレコローマンスタイルで使われていた「後ろ投げ」を「スープレイ」と呼んでいた。それをゴッチがプロレスに持ち込んだとする説。
  • 【その2】スープレス(Souplesse)説
    「柔軟性」を表すフランス語の「Souplesse」から来ているとする説。相手をブリッジで反り固める「スープレックス」は、特に体の柔軟性が求められるため。
  • 【その3】スーパーエクセレント(Super-Excellent)説
    当初は、大技であったため、この技で勝負が決すると「大変すばらしい」と称賛された。その「Super-Excellent」が短縮されて、「Suplex」になったとする説。

どの説もそれらしいですね。そんな語源を含めて試合を観るのもまた楽しいでしょう。

「ドラゴン・スープレックス」はぶっつけ本番?

「ドラゴンスープレックス」は、スープレックスの中でも超有名ですよね。
このドラゴンスープレックスには、誕生秘話があります。

開発者の藤波辰爾は、日本に帰国する前に、アメリカのフロリダ「ゴッチ道場」で8ヶ月あまり修行に励んでいました。

そして、その時の練習中にできたのが、後の「ドラゴン・スープレックス」の原型になります。
YouTube動画の13分55秒から当時の内容を語っていますので、よければ見てみてください。

うそのような本当の話ですが、さすがですよね。

まとめ

ここまで、【スープレックス】について、いろいろと見てきました。
最後にまとめますと、

【スープレックス】とは?

現在の【スープレックス】とは、相手を自分の後ろへ反り投げる技の総称です。
但し、その原型は、カール・ゴッチが元祖の【ジャーマン・スープレックス】です。

【ジャーマン・スープレックス】のブリッジの美しいフォルムは、プロレスファンを魅了してやみません。
カール・ゴッチの提唱した【スープレックス】は、今も脈々と現在のプロレスラーに受け継がれています。
この記事で、もっとプロレスが好きになっていただければ幸いです。

 

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