「言い合い」「喧嘩」は、どちらも「相手と衝突すること」の意味ですが、以下のような違いがあります。
- 言い合い:口だけで言い争うこと。
- 喧嘩 :個人と個人による物理的な殴り合い。
このページでは「言い合い」「喧嘩」の違いについて、詳しい意味と具体的な使い方とともにわかりやすく解説しています。
「言い合い」と「喧嘩」の違い
まず、「言い合い」「喧嘩」の辞書での意味を確認しておきましょう。
【言い合い】
言い争うこと。互いに口に出して言うこと。
引用:weblio国語辞典【喧嘩】
言い合ったり殴り合ったりして争うこと。騒がしいこと。
引用:weblio国語辞典
なんとなく違いはわかりますが、辞書の内容だけでは中々使い分けをするのは難しいですよね。
以下でより詳しい意味や例文を見ながらそれぞれの違いを確認していきましょう。
「言い合い」とは?
お互いの意見・考え(価値観)などがぶつかって、言い争いや口論をすることを意味しています。
主張を相手にぶつけ合っている状況を表現する言葉です。
例文をみてみましょう。
- 些細なことで言い合いになる
- 激しく言い合いしてしまった
どちらも相手がいる事で状況が生まれ、口のみで言い合う表現で使われています。
この場合、本心では言い合いしたくなかったという心象も見えますね。
「喧嘩」とは?
一方、「喧嘩」はどうでしょうか。
口喧嘩や夫婦喧嘩など多くの場面で使用される言葉です。
こちらも例文を見てみましょう。
- 喧嘩をふっかける
- 喧嘩するなら外でしろ
どちらの例文も当事者目線ではなく、客観的に見た状況を表していますね。
喧嘩は相手とぶつかる、殴り合うなど明らかに感情的になっている時のことを意味してます。
感情コントロールが出来ない子供の喧嘩などがイメージしやすいと思いますが、
後で後悔に繋がることが多いのが喧嘩の特徴です。
実は他にも日常で同じように使われている言葉を知っていますか?
解説していきますね。
似ているようで違う「争う」
「喧嘩」は個人と個人の場合で使われることが多い言葉で裁判に持ち込まれない小規模、「争う」は国と国など大規模なことや名誉などゴールに向かって競い合っている際に使われます。
似ているような意味をもつ言葉でも、全く異なる性質をもってる類義語もありますので是非使い分けて下さい。
「言い合い」と「喧嘩」の違いまとめ
以上「言い合い」と「喧嘩」の違いと正しい使い分けが、おわかりいただけましたでしょうか。
最後にもう一度、使い分けのポイントをお伝えします。
- 口だけで言い争うこと。互いの価値観を強調し合うこと。
- 個人と個人による物理的な殴り合い。感情的に相手に意見を言い合うこと。
ぜひ、この記事を参考にして意味や使い方をマスターしましょう。