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日本の洋食文化はいつから始まったの?日本で生まれた洋食メニューも紹介!

「洋食って外国の料理なの?」
「子供のころから食べているけど、いつ日本に伝わったの?」
「西洋料理と洋食って何が違うの?」

と疑問に思っていませんか?

私も、当たり前に食べている洋食のルーツや、西洋料理との違いは知りませんでした。

そこで今回は、普段食べている洋食がいつからあるのかと、日本で生まれた洋食メニューについて解説していきます。

この記事を読めば、洋食の文化と日本生まれの洋食について知り、友達との外食で話題を作れます!

日本の洋食文化はいつから?←明治後期に庶民にも普及

日本の庶民にも、洋食の文化が浸透したのは明治後期だったと言われています。

それまでの日本では、洋食ではなく、西洋料理を出すお店が一般的で、特権階級の人しか味わえない特別な料理でした。

洋食ではなく、西洋料理を出すお店と書くと「洋食と西洋料理に違いなんてあるの?」と思いますよね。

実は西洋料理と洋食には、明確な違いがあります!

西洋料理が西洋の食材とレシピで作った料理なのに対し、洋食は日本人の口に合うように、独自に改良された日本風西洋料理です。

初めての西洋料理店は江戸時代に開店

西洋料理が初めて入ってきたのは、幕末の時代1863年長崎の出島でした。

オランダ商館で西洋料理を学んだ、草野丈吉さん(1840-1886)が開店した「良林亭」が、日本初の西洋料理の専門店です。

「良林亭」は江戸時代の電話がない時代に、前日までの予約を必要としていました。

また、値段も高くお客さんも役人や貴族が多かったです。

日本で生まれた洋食メニュー

西洋料理が根付き始めた明治後期では、西洋料理の食材を完全にそろえるのが困難でした。

また、日本人の口に合うように独自に工夫されるようになり、オムライスやエビフライといったメニューが生まれます。

数多く生まれた洋食料理の中でも、コロッケ、とんかつ、カレーライスは三大洋食と呼ばれ、町の洋食屋で人気のメニューでした。

明治時代から庶民に人気の洋食店ですが、オムライスやとんかつを初めて作ったお店が経営を続けているのを知っていますか?

明治時代から続き、今でも食べられる現代の洋食店を紹介します!

とんかつ|日本発祥のお店「煉瓦亭」

1店舗目は洋食の元祖と呼ばれる、銀座の老舗洋食店「煉瓦亭」です!

千切りキャベツを添えてご飯と食べるポークカツレツは、とんかつのルーツとされていて、「煉瓦亭」で初めて出されました。

また、ポークカツレツ以外にも、オムライス、ハヤシライス、エビフライも「煉瓦亭」が初めて作ったと言われています。

  • 公式サイト:https://www.rengatei.net/
  • 営業時間:【ランチ】11:30~15:00(L.O.14:30)【ディナー】17:00~21:30(L.O.21:00)
  • 住所:〒135-0007 東京都江東区新大橋2-7-4(map
  • 電話番号:03-3631-7900

オムライス|日本発祥のお店「北極星」

2店舗目は、大阪の「北極星」というお店で、初めてオムライスを出したお店です。

オムライスなら「煉瓦亭」も発祥と言っていますが、ごはんと卵を混ぜて焼く「煉瓦亭」に対し、ごはんを卵で包んだ「北極星」の方が、今のオムライスに近い形でした。

別々の地域で、オムレツをごはんと一緒に食べる調理法を生み出したため、どちらもオムライス発祥として提供されています。

どちらのお店も、営業を続けているので、ぜひ元祖洋食店に訪れてみて下さい!

洋食は明治後期から日本人に馴染んだ料理

幕末の出島から伝来した西洋料理は、日本人の味覚に合うように独自の発展を遂げ、洋食料理として馴染みました。

和食と洋食で分かれているので、それぞれ日本と外国料理のイメージを持ちますが、どちらも日本の料理です。

私もこの記事を書くまでは、カレーライスはインド発祥で、オムライスはヨーロッパからの料理だと思っていました。

友達との外食で、洋食を食べる際はぜひ洋食のルーツについて話してみてください!

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