カラスボーイとは、選挙の時期に選挙カーからアナウンスする男性のことです。
候補者の名前を懸命に呼びかける声を聞くと、選挙の時期がきたなと感じますよね。
選挙カーからの声を聞いて、カラスボーイに憧れている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、仕事内容や働き方などカラスボーイの実態について分かりやすく解説します。
この記事を読めば、カラスボーイになるための一歩を踏み出せますよ!
カラスボーイとは「選挙の時に現れる黒いスーツの男」
前述した通り、カラスボーイとは、選挙の時期に選挙カーからアナウンスする男性のことです。
男性が着るスーツとカラスが、黒色で似ていることに由来します。
反対に、女性はウグイス嬢と呼ばれており、この言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
選挙カーではウグイス嬢のイメージがありますが、カラスボーイも選挙カーに欠かせない存在です。
たしかに、女性の透き通るような声は好まれる傾向があります。
しかし、男性の低い声は少ないからこそより印象を与えられます。
聞いた人の印象に残れば、それだけ投票してもらえる確率も上がりますよね。
【2023年版】カラスボーイの実態について徹底調査
それでは早速、カラスボーイの実態について解説していきます。
それぞれ解説する内容は以下の通りです。
解説する内容
- 仕事内容:選挙カーでのアナウンスを通して候補者を宣伝する
- 収入:日当は最大15,000円
- 働き方:ボランティアや人材派遣会社に登録
- 必要スキル:公職選挙法の知識やアナウンス力
一つずつ順番に見ていきましょう。
仕事内容:選挙カーでのアナウンスを通して候補者を宣伝する
カラスボーイは、選挙カーに乗って選挙区内を走りながら、街中の人に向けてアナウンスします。
「○○市議会議員候補の○○でございます。」
「○○をよろしくお願いします。」
候補者の名前を連呼するのをよく聞きますよね。
聞いた人は、何となく聞き覚えのある名前に投票することもあるのだそう。
選挙カーでのアナウンスは、それだけ候補者のアピールにつながります。
ちなみに、選挙カーでのアナウンスは、公職選挙法で午前8時から午後8時までと制限されています。
ほぼ1日通してアナウンスすると考えると、体力もかなり必要な仕事ですね。
収入:日当は最大15,000円
カラスボーイの報酬は、公職選挙法で1日15,000円以内と定められています。
選挙運動の期間は、5~17日間と選挙の種類により異なりますが、短期間でまとまった金額を稼げます。
選挙は頻繁に行われるものではないので、カラスボーイだけで生活することは難しいかもしれません。
しかし、自分のアナウンスで候補者の当選につながることもあり、報酬以上のやりがいを感じられそうですね。
働き方:ボランティアや人材派遣会社に登録
カラスボーイは、選挙やイベント専門の人材派遣会社に登録することで経験できます。
選挙期間以外は、イベント司会者やアナウンサーとして活動することが多いようです。
また、候補者個人や政党がボランティアを募集している場合もあります。
決して、候補者の親族や秘書など関係者しかできない仕事ではありませんよ。
未成年者(年齢満20歳未満の者)は、選挙運動をすることができません(公職選挙法第137条の2)。
(注)掲載内容は、平成25年の制度改正時点のものであり、現在は18歳以上(有権者)になれば選挙運動ができます。
ただし、公職選挙法で未成年者の選挙運動は禁止されています。
18歳未満はアルバイトやボランティアだとしても参加できません。
違反すれば罰則が科されますので注意しましょう。
必要スキル:公職選挙法の知識やアナウンス力
カラスボーイに、必要なスキルは次の2つです。
公職選挙法の知識
選挙運動の期間や時間、選挙カーの乗車人数など公平を期すために細かくルールが定められています。
法律を知らずにルールを破れば、候補者の信用にかかわるので、公職選挙法の知識は必ず覚えておくべきでしょう。
アナウンス力
選挙カーでのアナウンスは、何より候補者を宣伝することが目的です。
聞き手に届き印象に残るような声掛けをしなければなりません。
未経験でも現場で学ぶことはできますが、人材派遣会社が運営するスクールや専門学校もあります。
プロのアナウンス力を学びたい方にピッタリですね!
まずは人材派遣会社に登録してみよう!
この記事では「カラスボーイの実態」について解説しました。
カラスボーイは選挙に欠かせない存在で、未経験者でも目指せる仕事です。
専門の人材派遣会社に登録することで、カラスボーイとして現場を経験したりスキルを学べたりしますよ。
ぜひカラスボーイになりたい方は人材派遣会社に登録してみてくださいね!