「最近、スーパーでニュージーランド産のバターを見かけるようになったけど、人気があるのかな」
「国産のものとどう違うんだろう」
「使い方は国産のバターと同じでいいのかな」
このような疑問にお答えします。
ニュージーランドといえばバターやチーズなど乳製品が豊富でおいしそうなイメージがありますよね。
とはいっても、「いつもと違うものを購入して失敗したらもったいない」と思う気持ちも出てくるのではないでしょうか。
そこで今回は、ニュージーランドバターがどのくらい人気があるのか、
国産のバターとの色の違いについて
をご紹介します。
ニュージーランド産と国産のバターを手に入れ、実際に食べ比べた感想も交えていますので、是非参考にしてみて下さい。
バターを変えるだけで、いつもの料理が一味違ったものになりますよ。
ニュージーランドバターとグラスフェッド(牧草飼育)バターは同じ
ここ数年、スーパーでニュージーランド産のバターをみかけるようになってきました。
ニュージーランド産のバターはグラスフェッドバターと呼ばれています。
グラスフェッドとは牧草(grass)とエサ(fed)の意味で、牧草飼育された牛のミルクから作られたバターを指します。
グラスフェッドを食べている牛は自然に近い環境で放牧され、広大な土地で適度に運動し、ストレスなく育っています。
このような環境の中、牧草を食べた牛からつくるグラスフェッドバターはβカロテンなど草の成分が入り、栄養価が高く健康的なバターとなっているのです。
ニュージーランドバターが人気の理由
ニュージーランドバターの人気の理由は大きく分けて2つあります。
- ダイエット効果があるバターコーヒーが話題になった。
- 栄養価が高い。
どちらも健康の観点からみると嬉しい要素ですね。
それでは、それぞれを詳しくご紹介していきます。
人気の理由1|バターコーヒーでダイエット+やる気もUP
シリコンバレーの起業家、「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」の著者でもあるデイブ・アスプリーさんが、自身の体重を50kg、減量させました。
その方法はバターコーヒーを朝1杯飲むだけ。
パンなどの糖質を摂らない為、ダイエットに繋がっていくのですね。
また、糖質を摂らないだけではなく、栄養価の高いオイル(ココナッツから抽出したMCTオイル)とグラスフェッドバターも入れるので良質な脂肪を摂取できます。
そのため、腹持ちが良くお昼までお腹がすかず、仕事にも集中できパフォーマンスもアップします。
バターコーヒーが「完全無欠コーヒー」と呼ばれる所以ですね。
人気の理由2|血液サラサラ・アンチエイジングにも効果があると言われている
ニュージーランドバターには不飽和脂肪酸のひとつ、血中中性脂肪を下げるオメガ3脂肪酸が多く含まれています。
オメガ3は血液をサラサラにし、不整脈の発生や動脈硬化を防止する作用があるのです。
また、カテロノイドが豊富に含まれており、老化、シワ、しみの原因ともなる活性酸素を除去する力に優れています。
美味しさの上に若々しさを保てるのは嬉しいですね。
NZ産バターVS国産バター|色・味・価格
牧草飼育のNZ産バターと穀物飼育の国産バターを比べてみました。
NZ産 | 国産 | |
色 | 黄みがかった乳白色 | 乳白色 |
味 | まろやかであっさり | 脂っぽさがある |
価格 | 454g:約750円(ウエストゴールド) | 450g;約860円(雪印) |
色に関しては、牧草飼育のNZ産のバターはβカロテンなど草の成分がミルクに移る為、黄みがかった乳白色になります。
一方、国産のバターは穀物飼育のため乳白色です。
味にもエサが関係しており、日本産は乳量や乳脂肪分を高めるための穀物飼育の為、牧草飼育のNZ産よりも脂っぽさがありました。
価格は業務スーパーで売られているもので調べました。
100gあたりの値段はNZ産は約165円、日本産は約191円と日本産の方がやや高め。
しかしながら、価格に関してはメーカーによっても大きく違ってくると思います。
また、常温に戻した状態で香りも嗅いでみたのですが、どちらも香りはあまりありませんでした。
ニュージーランドバターの簡単で美味しい食べ方
私が実際にチャレンジして美味しかった、ニュージーランドバターを使った簡単な食べ方をご紹介します。
とはいうものの、いつもの日本産バターをニュージーランドバターに置き変えただけ。
どのように違うのか、食べ比べてみました。
個人的な感想になりますが、ニュージーランドバターの方がまろやかで後味があっさりとして美味しく感じました。
パンにのせて風味アップ
カリッと焼いたパンに常温に戻した状態のバターをのせて食べました。
ニュージーランドバターはパンに浸透しやすく、まろやかな味わい。後味もあっさりと脂っこくありませんでした。
一方、日本産のバターはバター感があり、後味も口の中に少し脂っぽさが残りました。
個人的にはニュージーランドバターをお薦めします。
バターコーヒーで元気とコクを増す
バターコーヒーはダイエット効果があり、集中力もアップするので「完全無欠コーヒー」ともよばれています。
それでは、早速作り方を説明していきます。
【材料】(1人分)
- コーヒー・・・1杯分
- ニュージーランドバター(グラスフェッドバター)・・・10g前後(お好みで)
- MCTオイル・・・10g前後(お好みで)
【作り方】
- 淹れたコーヒーにニュージーランドバター(グラスフェッドバター)とMCTオイルを加える。
- ブレンダーやミキサーで撹拌し、クリーミーな状態に乳化させる。
注意点としては、スプーンでまぜるだけでは乳化しないので、ブレンダーやミキサーを使って撹拌させてください。100均で売られている簡単なミキサーで十分です。
理由はオイルを乳化させて脂肪を腸から吸収しやすい状態にし、身体が脂肪をエネルギーとして使いやすくなるからです。
そして、ニュージーランド産のグラスフェッドバターで作ってみると、コクがありつつもあっさりとした味わいでした。
確かに腹持ちもよく、飲んだあとは満腹感がありました。
バターコーヒーはニュージーランドバター(グラスフェッドバター)一択です。
一方、日本産のバターでも試してみましたが脂っこさが勝ち、最後まで飲めませんでした。
みんな大好きじゃがバター
大人も子供も大好きなじゃがバター。ビールのお供にもぴったりですね。
それでは、作り方から説明します。
【作り方】
- じゃがいもをよく洗い、十字に切り込みを入れておく。
- ラップで包んで電子レンジ(600W)で約5分加熱。
- 串がスッと通ったら、トースターで約5分加熱。
- 十字に切った割れ目にバターをのせて塩を振りかける。
ニュージーランドバターはまろやかに感じ、日本産はバターの風味をしっかりと感じました。どちらも美味しく、好みがわかれそうです。
ニュージーランドバターの保存方法
バターは空気に触れると一気に酸化が進みます。
酸化を出来るだけ防ぐためにもしっかりとした保存が必要です。
そこで、この項目では冷蔵庫と冷凍庫での保存方法についてお伝えしていきます。
【冷蔵庫】
- 切り口が空気に触れないようにラップを密着させる。
- さらにジップロックなどの密封できる袋に入れて保存する。
- 冷蔵庫のドアポケットは温度が高いのでNG。6度以下の冷蔵室で保存する。
【冷凍庫】
- 6ヶ月までは冷凍も可能。
- 1回の使用分ずつにカットしてラップで包む。
- さらにジップロックなどの密封できる袋に入れて保存する。
よく出回っているニュージーランドのメーカー、スターゴールドのバターは家庭では一度に使い切れない大きさです。そんな時は冷凍保存しておくといいですね。
まとめ:バターでいつもとは違う世界を体験する
今回は「【ニュージーランドバター】って人気があるの?国産との色の違い」についてご紹介しました。
いつもの慣れ親しんだものと違うものを選ぶのは少し勇気が必要ですよね。
しかしながら、ほんの少しの冒険で料理に変化がでて「お母さん、今日はいつもと違うね」と家族に喜ばれるかもしれません。
また、食材ひとつでよその国をあれこれ思い浮かべるのも楽しいですね。
ニュージーランドバター(グラスフェッドバター)はネット通販ではもちろん、業務スーパーやコストコ、カルディなどの店舗でも購入できます。(置いていない店舗も有ります。)
気になったらぜひ一度試してみてくださいね。