などと疑問に思っている人は、多いのではないでしょうか。
「末端冷え性」と聞くと、すぐに「女性」をイメージしますよね。しかし、最近は男性の「末端冷え性」も増えているようです。
調査の結果、「末端冷え性」の原因が男性と女性で違うのは本当です。
今回の記事では、以下について、関連記事を徹底的にリサーチし解説していきます。
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- 「末端冷え性」男性と女性の原因の違い
- 「末端冷え性」男性女性共通の原因
- 「末端冷え性」男性の対処法
- 「末端冷え性」女性の対処法
この記事でわかる内容
この記事を最後まで読めば、「末端冷え性」男女別の原因と対処法がわかり、すぐに実践してみたくなりますよ!
自分に合う対処法を実践して、「末端冷え性」の改善を図りましょう!
【末端冷え性】原因は男性と女性で違うってホントだった!
「末端冷え性」とは、体は温かいのに「手先や足先だけ」が冷たく感じる症状をいいます。「末端冷え性」の原因は、男性と女性で違うのはホントです。
男性と女性の体のしくみや特徴、社会的な環境によって、末端冷え性の原因も男女の違いがあるのでしょう。近年では、社会的な環境変化で男性の末端冷え性も増加しているといわれています。
「冷え性」にも「下半身型冷え性」「内蔵型冷え性」「全身型冷え性」などがありますが、今回は「末端冷え性」に着目して解説します。
順番に見ていきましょう。
【末端冷え性】男性3つの原因
男性の「末端冷え性」の原因は、いろいろな要素がありますが、取り巻く環境に起因するものが多いといえます。末端冷え性に悩まされている男性も30~50代の働き盛りの人が多いのではないでしょうか。
特に、その年代の方は1日の中で、多くの時間を会社で過ごさなければなりません。必然的に会社の環境や仕事によって、体調も変化していくのです。
では、どのような原因があるのか1つずつ見てみましょう。
運動不足
原因で多いのは、運動不足です。仕事の後に運動する人は少数ですよね。運動するとしても、休日しかありません。
休みの日も、日頃の仕事の疲れで「動きたくない、運動なんかしたくない」と家にこもっている人が多いのではないでしょうか。慢性的な運動不足になっている人が大半かも知れませんね。
一般的に、男性は女性に比べ筋肉量が多いため、末端冷え性にはなりにくいといわれています。筋肉はポンプの役割をし、血流によって全身に酸素と栄養素を運び、体内で熱が生み出されているのです。
しかし、仕事を中心とした男性の環境では、運動不足の人が多く筋肉量の低下をまねいているため、末端冷え性の人が増えていますよね。
デスクワークが長い
環境的な要素として、デスクワークの時間が長いのも原因としてあげられます。男性の場合は、年数を重ねると責任が重くなったり、ポストが上がったりして、残業時間が増える傾向にあります。
結果的にデスクワークが長くなり、同じ姿勢でいる時間が多くなりますよね。つまり、血流が悪い状況になってしまうのです。血流が悪くなると末端の手足が冷える悪循環にはまっていきます。
飲酒の機会が多い
男性の場合は、社内の同僚や上司との飲酒、接待での飲酒の機会が多くあります。飲酒の時に、冷たいアルコールや食べ物を多く摂ると、内蔵を冷やし体温を下げてしまいます。
内臓が冷えると、体の中心部の体温を保つために末端から血液を集めようとするため、自然に手足の血流が減少し冷たくなるのです。またアルコールは、飲みすぎると体内の水分量が減少し、血流が悪くなります。
冷たいアルコールの摂取は、「末端冷え性」だけでなく、「内蔵型冷え性」や「全身型冷え性」の原因になるともいえますね。
【末端冷え性】女性3つの原因
女性の末端冷え性の原因も様々なものがあります。男性と比べると、女性特有の身体的な特徴やしくみによる要素が関係しているといえますね。
元来、「冷え性」といえば「女性」、中でも「末端冷え性」の女性は多いといわれています。特に、10~30代の若い女性に多く見られます。
代表的な原因を順番に見てみましょう。
筋肉量が少ない
女性は、男性に比べると筋肉量が少ないといわれています。前述のように筋肉がポンプの役割をし、血流によって全身の細胞に酸素と栄養素が運ばれ、体内で熱を発するしくみになっています。
筋肉量が少なければ、末端まで血流が届きにくくなり冷え性になる可能性が高くなりますよね。また、女性は脂肪が多いため、一端冷えてしまうと温まりにくくなってしまいます。
男性よりも女性の方が、冷え性の人が多い根本的な要因といえるかも知れません。
過度のダイエット
過度のダイエットは、基礎代謝の低下をまねき、体温調整や血液の循環などに消費されるエネルギーの低下につながります。過剰なダイエットによる栄養不足は、筋肉を作るのに必要なタンパク質やビタミンが摂取できない状況になります。
結果として、筋肉量の減少になり末端冷え性になってしまいますよね。
女性ならば誰しも「良いスタイルでいたい」「モデルみたいになりたい」「男性の注目を浴びたい」などと思うでしょう!その思いが過度なダイエットに走ってしまうのです。
しかし、適切な食事制限しないと予期せぬ「冷え性」が待っているかも知れませんね。
月経時の冷え
女性の身体的な特徴として、月経時の冷えがあげられます。月経前の2週間は高温期のため、体温が高い時期になります。高温期は身体が熱くなっているため、月経時にはよけいに冷えを感じますよね。
月経期になり、子宮内膜がはがれると同時に体温が下がります。月経時の血液不足によって、手足の末端まで血流が行きわたらなくなると、熱が生まれにくく末端冷え性になってしまうのです。
【末端冷え性】男女共通2つの原因
「末端冷え性」男女別の原因の違いを見てきましたが、当然男女に共通する原因もあります。男女の区別なく、最も末端冷え性に大きな影響を与える原因の1つは、ストレスです。ストレスは、色々な場面で自律神経に作用していきます。
以下で、ストレスが「冷え性」にとってどのように影響するかを見ていきましょう。
ストレスによる自律神経の乱れ
あらゆるストレスは、体温の調節や発汗の調整している自律神経に乱れを引き起こします。ストレスによって、交感神経が過剰に優位になると、血管が収縮して血行が悪くなります。血液が体の末端まで届きにくくなるため、手足の先が冷えやすくなりますよね。
男性も女性も仕事で大きなストレスを感じたり、過剰なダイエットでストレスを感じたりすると自律神経を乱しやすくなります。
近年の社会的環境の中では、ストレスを感じる場面が多くなっているため、精神的なセルフコントロールが必要になりますね。
食事栄養バランスの偏り
かたよった食事や極端な食事制限などは、ビタミンやミネラルなどの不足をまねき、「冷え性」につながります。
食品に含まれる「糖質・脂質・タンパク質」は、「3大栄養素」と呼ばれます。この栄養素は、体を動かすエネルギーや体温を保つための熱を作り出しています。
「糖質」をエネルギーに変えるために必要なビタミンやミネラルが不足すると体温を保つための熱を作れなくなるのです。タンパク質の不足も冷えを悪化させる作用があります。肉・魚・卵・大豆などの摂取が少ないと「冷え性」につながっていきます。
現代の時間に追われる生活の中では、食事の栄養バランスが偏りがちになります。男女を問わず、その傾向が強いといえますね。末端冷え性の人が増えている一因といえます。
【末端冷え性】男性対処法5選!
対処法についても男性女性の特性を考慮しながら、見ていきます。自分の「末端冷え性」の原因がどこにあるのかを、改めて考えてみましょう。その上で、原因に適切な対処法を実践し、改善を図っていきたいですね。
具体的な対処法を1つずつ見ていきましょう。
ウォーキングする
「末端冷え性」男性対処法1
- 運動不足には、ウォーキングが一番です
男性の場合、仕事環境の中で慢性的な運動不足に陥る可能性は、非常に高いといえます。運動の中でも、激しい運動はかえってマイナスになります。長続きしないかも知れません。
ウォーキングは全身運動で、筋肉を動かす動作により低体温の改善につながります。筋肉の減少に歯止めをかけるのにも効果があります。
自分流のストレス解消を図る
「末端冷え性」男性対処法2
- 自分なりのストレス解消法を見つけ実践する
現代のストレス社会では、色々なケースでストレスを感じる場面が多くあります。特に男性の場合は、仕事による責任や管理職のプレッシャーなどでストレスを感じ、自律神経を乱しやすくなっています。
何でも良いので自分にあったストレス解消法で、ストレス解消を図るのが大切ですよね。自分が没頭できたりリラックスできたりする趣味などで、ストレスを解消しましょう。
睡眠不足にならない
「末端冷え性」男性対処法3
- 規則正しい生活で、睡眠不足にならないように自己管理する
不規則な生活で、生活リズムが乱れると睡眠不足になりやすいといえます。睡眠不足になると自律神経が乱れ、血行が悪くなり、手足の先が冷えやすくなります。
仕事の関係で帰宅時間が遅くなったり、食事が遅くなったりすると睡眠時間を削ってしまう場合が出てきますよね。
自分で規則正しい生活を心がけて、きっちりと睡眠時間を確保するようにしましょう。
アルコールを控える
「末端冷え性」男性対処法4
- 飲む機会を減らし、アルコールを控える
飲酒の場面では、どうしても冷たいアルコールを摂取するケースが多くなります。冷たい飲み物は内蔵を冷やす原因になり、低体温を引き起こしやすくなりますね。
アルコールは、飲みすぎると体内の水分量が減少して血液がドロドロになり、血流を悪化させる場合もあるのです。
過度のアルコール摂取を控え、自制する必要がありますよね。
残業を減らす
「末端冷え性」男性対処法5
- 残業を減らす
現代社会では、仕事の残業が多くなる場合があります。自分のポジションで、遅くまで残らないといけない場合や仕事の特性で遅くなるケースも出てきます。
しかし、特殊なケースを除き定型的な業務は、自分のコントロールで労働時間を短縮するのは可能ですよね。
残業を減らせれば、デスクワークの時間を短縮できます。同じ姿勢でいる時間が長いと血流が悪くなりますが、その抑制につながるのではないでしょうか。
【末端冷え性】女性対処法5選!
女性の場合の末端冷え性の対処法は、男性の場合と比べると、実践型の対処法が多いかも知れません。女性の身体的な特徴に合った対処法ともいえます。もちろん、男性が取り入れて実践しても問題ありません。
具体的な対処法を順番に見ていきましょう。
3つの首「首・手首・足首」を温める
「末端冷え性」女性対処法1
- 3つの首「首・手首・足首」を温める
冷え性対策の根本は、体を冷やさないのが大切です。「首・手首・足首」の3首を覆って体温を逃さないようにしましょう。
首は、ネックウォーマーやタートルネックセーターにマフラーやストールなどを着用する。手首は、手袋やアームウォーマーをつけ、足首にはレッグウォーマーを利用するのがオススメです。
グーパー体操
「末端冷え性」女性対処法2
- 簡単!グーパー体操で血流を良くする
会社でもご家庭でも、場所を取らずにすぐできます。
「グーパー体操」の手順
- 手首を反対の手で握る
- 握られた方の手を握ったり開いたり10回ほどくり返す
- 握った手を離し、握られていた手をユラユラと揺らす
一時的に血の流れを止めたり開いたりし、血液を一気に流すので血流が良くなります。さっそくやってみましょう!
スクワットする
「末端冷え性」女性対処法3
- スクワットで筋肉量を増やす
筋肉量を増やすには、大きな筋肉がある下肢を鍛えるのが効果的です。スクワットが最適といえます。
「スクワット」の手順
- 肩幅より少し広めに両足を開き、背筋を伸ばして、両腕を頭の後ろで組む
- ゆっくりと腰を落とし、膝がつま先より出ないようにしながら、太ももが床と平行になったところで一端止める
- 息を吐きながら、ゆっくりと最初の体勢に戻してゆく
この手順を10~15回程度繰り返します。できれば、1日3回がベストですが、できる範囲でやってみましょう。
ツボ押し
「末端冷え性」女性対処法4
- ツボを押し、体の中から温める
体の中から冷え性を改善するツボをご紹介します。
ツボのポイント
- 「三陰交(さんいんこう)」足の内側のツボで、くるぶしの一番上から指4本分上のすね骨の後ろ
(左右の親指を三陰交に重ねて「痛い」と感じるくらいの強さでじっくり押す) - 「八風(はっぷう)」足の甲にあるツボで、足の親指から小指まで5本指の付け根の間部分
(親指と人差指で八風の部分をはさむようにつまみ、強めに押しもみをする) - 「湧泉(ゆうせん)」足裏のツボで、土ふまずの少し上の中央あたり
(両手の親指を重ねてギュッと強く押す)
ハーブティーを飲む
「末端冷え性」女性対処法5
- ハーブティーを飲んでリラックスする
リラックスタイムを作り、ハーブティーを飲んで緊張を解きほぐしましょう。リラックス効果の高いジャーマンカモミールやリンデンフラワーなどがオススメです。逆に、コーヒーや紅茶などのカフェイン飲料は血管を収縮させ、冷えを悪化させてしまいます。
ハーブティーは鎮静作用があるため、自律神経の働きが整い、血行が良くなって末端冷え性の改善につながります。
男女別の対処法を知って【末端冷え性】を改善しよう!
ここまで、「末端冷え性」男女別の原因と対処法について見てきました。
最後に「対処法」についてまとめてみます。
「末端冷え性」男性対処法5選!
- ウオーキングする
- 自分流のストレス解消を図る
- 睡眠不足にならない
- アルコールを控える
- 残業を減らす
「末端冷え性」女性対処法5選!
- 3つの首「首・手首・足首」を温める
- グーパー体操
- スクワットする
- ツボ押し
- ハーブティーを飲む
最後までお読みいただき、「末端冷え性」男女別の原因と対処法について、ご理解いただけたのではないでしょうか。
改めて自分の「末端冷え性」の原因を知って、適切な対処法を選び実践してみましょう!「冷え性」になりにくい体になりますよ!