- 社内メールで「お疲れ様です」を使うけど、「様」は漢字でいいの?
- 「お疲れ様です」と「お疲れさまです」の意味は同じ?
- 社内メールで「お疲れ様です」をよく使うけど、他の表現は?
などと疑問を持っている人が多いのではないでしょうか?
普段、社内で頻繁にメールを打つけど、冒頭のあいさつ文は気を使いますよね。
そこでこの記事では、社内メールのあいさつ文で、
- 【お疲れ「様」です】と【お疲れ「さま」です】は、漢字かひらがな、どちらが適切?
- 「お疲れさまです」の社内メールでの使い方は?
- 「お疲れさまです」の言い換え表現は?
について、上位記事を徹底的にリサーチしました。
この記事を最後まで読めば、これから社内メールを打つ時に悩まなくても、すぐに本題に入れるようになりますよ!
「お疲れ様です」と「お疲れさまです」は漢字を使わない「さま」が正解!
社内や職場では、メールで多くのやり取りをします。【お疲れ様です】を使う時は、「様」を【ひらがな】で表すのが適切です。【お疲れ「さま」です】の表記になります。
「お疲れ様」と「お疲れさま」は、意味としては同じです。「お疲れさまです」は、相手の労をねぎらう意味で用います。社内では、「こんにちは」と同じ通常のあいさつとして使う方が多い、といえます。
【お疲れ様です】に「様」を使うと堅苦しい印象を受けないでしょうか。「疲れ」のイメージを助長するような感じがするかも知れません。
それならば、【お疲れさまです】に「さま」を使うと柔らかい印象になりますよね。
個人的な感覚もあるでしょう。しかし、社内メールのようにあいさつ代わりの言葉として使う場合は、柔らかいイメージの表記の方が受け入れやすいのではないでしょうか。
「お疲れさま」は、どのように使われるのでしょう。次に見てみましょう。
社内メールで「お疲れさまです」を正しく使う方法
社内メールで「お疲れさま」を使う場合の例文を見ていきましょう。
メールのあいさつ文として、「お疲れさまです」を冒頭に使っています。
「お疲れさまです」の使い方
- お疲れさまです。企画部の○○です。先日はいろいろとご協力いただき、誠にありがとうございました。
- お疲れさまです。営業部の△△です。次回のプレゼンの件で、○○課長のご意見を伺いたいのですが、よろしいでしょうか。
- お疲れさまです。生産課の○○です。来週の新プロジェクト会議の件でご連絡いたしました。
1の例文は、お礼や感謝の場合のメールです。2の例文は、依頼やお願いのメールになります。そして3の例文は、連絡文でよく使うパターンですよね。
社外メールで「お疲れさま」は使わない
社外メールでは、「お世話になっております」を使います。社内メールと同じように、お取引先やお客様に対して「お疲れさま」を使うと失礼になります。
「お世話になっております」は、お取引先などに対して「いつもお仕事でお付き合いいただきまして、ありがとうございます。」と日頃の感謝の気持ちが込められた言葉になります。社内で使う「お疲れさまです」とは違う、敬意を表した表現ともいえます。
「お疲れさまです」の言い換え表現
「お疲れさまです」は、職場で上司や同僚を問わず、誰にでも使える便利なあいさつ言葉です。しかし、上位の上司や時間帯で使い分けられるあいさつを知っておくと便利ですよね。
そんなケースに合った「お疲れさまです」の言い換え表現を見ていきましょう。
「おはようございます」朝早く上司や同僚に出会った場合
朝一番に、上司や同僚に出会った時やメールを送る場合は、「おはようございます」が良いでしょう。いきなり「お疲れさまです」を使うと、まだ仕事もしていないのになにか変?と思う時はないでしょうか。ちょっと違和感を覚えますよね。
そんな時は、メールの場合も、「おはようございます。今日も一日よろしくお願いします。」と打てば、相手の人も気持ちよく返信できるのではないでしょうか。
「お疲れさまです」を使うのがダメなのではなく、例えば使う時間帯を午後からにすれば、十分有効な「あいさつ言葉」として使えるでしょう。
「お先に失礼します」上司より先に退社する場合
上司よりも自分が先に退社する時は、「お先に失礼します」を使うと良いでしょう。「お先に」の「お」は謙譲語で、自分がへりくだり相手を立てた言い回しになります。
この場合、「お疲れさまでした」でも良いのですが、「お先に失礼します」の方が上司への気づかいとして、自然な言い回しではないでしょうか。
また、「お疲れさまです。お先に失礼します。」は、さらにていねいな感じになります。
少しのニュアンスの違いでも、相手に与える印象は大きく変わってくる場合もありますよね。
「失礼いたします」上司の部屋へ入る場合
上司の部屋へ入る場合は、「失礼いたします」を使います。特に部屋の扉が閉まっている時は、ノックして最初に自分の部署と名前を名乗ります。
次に「失礼してもよろしいでしょうか。」と声をかけ、上司からの返事を確認した上で部屋に入るようにしましょう。
部屋に入る際は、改めて「失礼いたします」と声をかけます。上位の役職者の場合には、当然の対応になりますので注意が必要です。
「お疲れさまでございます(した)」お疲れさまですがフランクに言いにくい場合
相手が社内の部長や役員など上層部の人で、「お疲れさまです」を使うのに少し抵抗がある場合は、「お疲れさまでございます」や「お疲れさまでございました」を使います。
このように「お疲れさまです」を目上の人に使って良いとわかっていても、少し言いにくい場合もあるかも知れません。
「お疲れさまです」の語尾をさらにていねいにすると、相手の人も礼儀正しいあいさつとして受け取ってくれるでしょう。二重敬語ではなく、日本語としては正しい用法になります。
「お疲れさまです」を正しく使って快適なビジネスライフにしよう!
この記事では「お疲れさまです」の正しい使い方について、お伝えしてきました。社内で頻繁に使うメールのあいさつ文に気配りしてみましょう。
ポイント
- 社内メールで【お疲れさまです】を使う時は、「さま」に【ひらがな】を使うのが正しい使い方です。
- 「お疲れさまです」を、メールのあいさつ文として冒頭に使います。
「お疲れさまです」の正しい使い方がされていれば、相手の人はそれだけで好印象を持ちます。一度、使い方を覚えてしまえば、メールのあいさつに悩まず「お疲れさまです」とスムーズに打てるようになります。きっと良いメールのやり取りができますよ!
ぜひ、あいさつ文に「お疲れさまです」を取り入れて、ビジネスライフに役立ててみましょう!