「レポートってどうやって書けばいいの?」
「レポートってなにから書けばいいのかな?」
「このままじゃ提出期限に間に合わないかも。」
などと悩んでいませんか?
感想文とは違い、レポートと聞くだけでも難しいと感じますよね。
学校ではレポートの書き方を教えてくれない場合が多いと思います。
そこでこの記事では例文を交えながら、以下の内容をあなたに伝授します!
- レポートの書き出し方
- 【例文】レポートの書き出し方まとめ
- レポートの構成
- 【例文】レポート全文
これでレポートの悩みは解決し、期限内に提出できますよ。
では一緒に勉強しましょう!
レポートの書き出し方
そもそもレポートはどのように書き出していけばいいのでしょうか。
最初からつまずく方も多いと思います。
ここでは、書き出しに必要な「動機・目的・方法」を1つずつ解説していきますので、
ぜひ吸収してくださいね。
動機
「動機」とは、あなたがそのテーマを選んだ理由です。
・興味があるから
・疑問に思っていたから
など、そのテーマを選んだきっかけを書きます。
目的
「目的」とは、言葉の通り、そのテーマを調べる目的です。
あなたがテーマに対して
・何を知りたいか
・何を解決したいか
を書きます。
方法
「方法」とは、目的に対してどのような活動・調査をしたのかを書きます。
・本を読んで調べた
・直接お店に出向き聞いた
・実際に電話して確認した
など、あなたが起こした行動を文章にすると良いでしょう。
【例文】レポートの書き出し方まとめ
ここでは動機・目的・方法の書き出し方を例文でご紹介します。
各項目の書き方を確認しながらご覧ください。
<1>
タイトル:【近年のいじめ問題について】
「動機」
近年、学生の中でもいじめに悩む人が多い。
私の身近でもいじめによる不登校が起きている。
社会問題ともなり、教育現場の中でも改善・対策が行われている。
しかし、いじめ問題は減少していない傾向にある。
ではなぜ、いじめは減少しないのであろうか。
「目的」
これらの問題は、いじめられる側といじめる側の関係によるものだと考えられ、
いじめられる側が悪いとの意見も少なからず存在する。
いじめられる側が生き残るにはどうすれば良いのだろうか。
「方法」
いじめ問題を考える為、文献調査をした。
文献調査だけでなく、アンケートを作成し、いじめ問題の実態を調査した。
<2>
タイトル:【自動販売機の設置理由】
「動機」
私たちの身近なものといえば様々なものがある。その中で「自動販売機」は身近なものと言えるだろう。日々、道を歩けばすぐ目につく。
今までは何も疑問に思わなかったが、自動販売機の量は異常ではないだろうか。
どうしてここまでの数が置いてあるのだろうか。
「目的」
そこで私は「どのような場所に自動販売機が設置されているのか、自動販売機の設置理由はなんだろうか」などの調査をしてみた。
ただ一言に自動販売機といっても食品・本・化粧品・飲料など多くのものが販売されている。
今回はこの中でも誰もが目にしているはずの飲料を調査してみる。
「方法」
まず、自分の足で出来る限り自動販売機の設置されている場所を確認した。また、自動販売機のメーカーに直接電話して設置理由を確認した。
それだけでなく、設置されている店舗などにも聞き込みを行い実態を調査した。
以上が例文になります。
2パターンとも動機・目的・方法の順で書いてあるのがわかったでしょうか?
この3つを理解し守るだけで、読み手がわかりやすい文章になるのでぜひ覚えてください。
レポートの構成
レポートには序論・本論・結論といった基本的な構成が存在します。
構成通りに書くと
「文章が書きやすくなる」
「読みやすい文章になる」
ので覚えておきましょう。
序論
レポートの動機・目的・方法を書く部分です。
あなたがそのテーマを選んだ理由や、調査して何を知りたかったのかを書きましょう。
また、実際に行った活動・調査の方法を書く必要があります。
本論
調査した内容や考察を書く部分です。
レポートのメイン部分となり、もっとも大切な項目になります。
本論では、調査内容や考察を簡潔にわかりやすく箇条書きで書くのが重要です。
調査した内容、考察した結果を説得力のある自分の言葉で書きましょう。
結論
レポート全体のまとめを書く部分です。
本論で書いた内容を簡単にまとめ、自分の意見・考えを結論として言い切ります。
そのため、簡単で分かりやすい短めの文章で書き、まとめるのがポイントです。
【例文】レポート全文
ここでは序論・本論・結論を書いた、全体の例文を2パターンご紹介します。
各項目の書き方を確認しながらご覧ください。
<1>
タイトル:【近年のいじめ問題について】
「序論」
近年、学生の中でもいじめに悩む人が多い。
私の身近でもいじめによる不登校が起きている。
社会問題ともなり、教育現場の中でも改善・対策が行われている。
しかし、いじめ問題は減少していない傾向にある。
ではなぜ、いじめは減少しないのであろうか。
これらの問題は、いじめられる側といじめる側の関係によるものだと考えられ、
いじめられる側が悪いとの意見も少なからず存在する。
いじめられる側が生き残るにはどうすれば良いのだろうか。
いじめ問題を考える為、文献調査をした。
文献調査だけでなく、アンケートを作成し、いじめ問題の実態を調査した。
「本論」
文献調査の結果、いじめは江戸時代以前に存在していた事実がわかった。
また、アンケート結果により現在の学校でも未だにいじめが存在しており、
少数ではあれど学生が苦しんでいる事実もわかった。
昔からいじめる側といじめられる側の関係は多く、現在も続いていると考えられる。
人間関係ではいじめられる側になる場合もある。
文献からいじめられる側がいじめに打ち勝った例がある。下剋上だ。
いじめられる側は集団になり、いじめに打ち勝つ手段を手に入れた。
現代でもいじめられる側同士の集団になれば、いじめる側に打ち勝つ手段ができるのではないか。
事実、近年の裁判では、いじめられる側の集団が勝訴になった例が存在している。
「結論」
いじめられる側が生き残るには、集団を作る必要があると考えられる。
初めはいじめられる側同士の集まりでも、後にいじめに打ち勝つ者が出てくる。
また、集団になり、法律の鉄則である多数決が有効になる。
結果、いじめられる側がいじめに打ち勝つ手段ができるのである。
<2>
タイトル:【自動販売機の設置理由】
「序論」
私たちの身近なものといえば様々なものがある。その中で「自動販売機」は身近なものと言えるだろう。日々、道を歩けばすぐ目につく。
今までは何も疑問に思わなかったが、自動販売機の量は異常ではないだろうか。
どうしてここまでの数が置いてあるのだろうか。
そこで私は「どのような場所に自動販売機が設置されているのか、自動販売機の設置理由はなんだろうか」などの調査をしてみた。
ただ一言に自動販売機といっても食品・本・化粧品・飲料など多くのものが販売されている。
今回はこの中でも誰もが目にしているはずの飲料を調査してみる。
まず、自分の足で出来る限り自動販売機の設置されている場所を確認した。また、自動販売機のメーカーに直接電話して設置理由を確認した。
それだけでなく、設置されている店舗などにも聞き込みを行い実態を調査した。
「本論」
私が自分の足で調査した設置場所は以下の通りだ。
ショッピングモール・駅・駐車場・飲食店・ビル内・道沿い・マンションなど、
とにかく多くの自動販売機を見つけた。
驚いたのは住宅の玄関横や、周りには何もない田んぼの道沿いにも設置されていたのだ。
「誰が買うのだろうか」と疑問に思ってしまう。
自動販売機のメーカーにも「どのような意図があり設置しているのか」を確認してみた。
質問に回答してくれた担当者曰く「駅のように人込みが多い場所」「朝晩に通勤者が多く歩いている場所」「喫煙所のように人が立ち止まる場所」「従業員の福利厚生の為に設置している会社」などの回答があった。共通しているのは自動販売機の需要がある場所だ。
考えてみれば当然だが、メーカーからすればビジネスである。利益が見込める場所に
設置するのは当然だろう。
ここで疑問がでてきた。自分の足で見つけた住宅の玄関横や田んぼの道沿いは売上が見込めるのか。大勢の人に需要があるとは到底思えない。
そこで直接、自動販売機が設置されている場所の管理者に聞き込みを行い、回答を得た。
そのような場所には「需要・利益」などの理由で設置しているのではなく、夜の防犯対策のために設置されているのだった。
確かに日中とは違い、電灯のない田んぼの道沿いや夜中に玄関先が自動販売機で照らされている住宅は防犯対策の観点からは安全だ。
「結論」
異常なまでの数が置かれている自動販売機の設置理由は、人々の需要・ビジネス目線・安全のためなのだ。日々、私たちが何気なく見ている自動販売機には人々の生活を助ける意味があるのだった。自動販売機だけでなく今まで何も考えず見ていたものには様々な理由があるのだ。これからは視野を広げ、「理由」について自分自身に問い続けていきたいと思う。
以上が例文になります。
序論・本論・結論の順で書くときれいにまとまったのがわかると思います。
レポートを書く上で非常に大切な構成ですので、ぜひ覚えてください。
まとめ
今回は「【例文あり】高校生必見!レポートの書き出し方まとめ」をご紹介しました。
今回の内容
- レポートの書き出し方
- 【例文】レポートの書き出し方まとめ
- レポートの構成
- 【例文】レポート全文
それでは、今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。