と考えていませんか?
さまざまな文章で「…」が使われているのを見る機会があると思いますが、実際に使うときはこの使用法であっているのか不安になりますよね。
筆者も今まで習うタイミングがなく、使用法があっているのか不安に感じていました。
そこでこの記事では、三点リーダーの使い方を徹底的に調べました!
- 三点リーダーの使い方
- 使い方ごとの例文
- 真ん中と下の違い
について解説していきます。
最後まで読めば、三点リーダーの使い方がわかり、すぐに使えるようになりますよ。
三点リーダーの使い方
それでは早速、三点リーダーの使い方に関してご紹介します。
- 沈黙
- 文の省略
- 余韻
- 項目と内容をつなぐ
1つずつ順番に見ていきましょう。
1.沈黙
三点リーダーを使うと、沈黙の表現ができます。
会話の場面で「……」と書くと、言葉のない場面が想像できます。
「沈黙している。」と書いても内容は同じですが、「……」の方が対象や人物を想像でき、気まずさや困惑、苛立ちなどが表現しやすいでしょう。
使うときは「……」と2つ並べた形が基本で、三点リーダーで文が終わるときに読点は必要ありません。
しかし、きちんとした決まりがあるわけではないので、1つでも3つ以上で使用しても大丈夫です。
公の文章なら「……」と使用している方がいい印象を与えられると思われますので、使う場面によってどのように書くかを選んでくださいね。
2.文の省略
三点リーダーは文の省略にも使われます。
2回目以降の長い文や文章、周知の文章・文言では、伝えたいところ以外を省略する方が伝わりやすくなります。
その際に省略部分に「……」を置き換えます。
文の最初でも途中でも最後でも使用できます。それぞれ前略、中略、後略と言います。
3.余韻
三点リーダーを使うと、余韻の表現もできます。
文章を読み進めているときには、無意識に心の中で読み上げていると思いますが、「……」とあると次の文字を読みあげるまでに少し間が開きます。
その間に人は余韻を感じるのです。
実際の会話の中でも数秒の間が開くと、相手が何を考えているのか、推し測ろうとしますよね。
その現象が文章中に表現されます。多用するとくどさを感じますが、効果的に使うと余韻を感じる文に仕上がります。
4.項目と内容をつなぐ
三点リーダーには項目と内容をつなく役割もあります。
目次などで項目とページ数が点線で結ばれているのを、見た経験があるのではないでしょうか。
レシピでは材料と分量が点線で結ばれているのを、よく見かけますよね。
「AはB」と表したい時に「A………B」と表記されます。
算数の割り算では、あまりの表現にも点々を使っていましたよね。
これも内容をつなぐ役割をしている使い方です。
また、あまりの表現として使うときは、「…」は1つで使うのが正解です。
使い方ごとの例文
- 沈黙
A「先日はありがとうございました。」
B「こちらこそありがとうございました。」
A「……」
B「……」 - 文の省略
あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと……(後略)
……さしすせそたちつてとなにぬねの……(前略と後略)
あいうえおかきくけこ……らりるれろわをん(中略) - 余韻
「さっきの出来事なんだけどさ……やっぱり、なんでもないよ。」
「ありがとう、でも……遠慮します。」
「……またね。」 - 項目と内容をつなぐ
使い方……………………10ページ
例文………………………14ページ
【算数】10÷3=3…1(3あまり1)
真ん中と下の違い
三点リーダーが真ん中にある時と下にある時の違いは、使っているフォントの言語です。
日本語フォントの時は真ん中。英語フォントの時は下にあります。
では、iPhoneで文字入力するときに日本語で打っているのに、なぜ下に表示されるのだろうと思われたのではないでしょうか。
それはiPhoneの日本語のフォントが「ヒラギノ」であるためです。
「ヒラギノ」の三点リーダー「…」は下に表示される仕様になっています。
そのため、下に表示されていますが、間違っているわけではないので安心してくださいね。
ただし、真ん中に表示したいという理由で、「・・・」と書くのはやめておきましょう。
「・・・(中点)」や「、、、(句点)」「。。。(読点)」と書いてあるのは原則間違いと考える場合が多いようです。
意図的に書く場合は問題ありませんが、そうでなければ避けるのが無難です。
まとめ:三点リーダー「……」の使い方をマスターしよう!
三点リーダーの使い方をご紹介しました。
使い方
- 沈黙
- 文の省略
- 余韻
- 項目と内容をつなぐ
基本的には「……」の形(…を2つ並べた形)で使い、読点は必要ありません。
しかし公の文章でなければ気にしすぎる必要はないと筆者は考えます。
好きなように使って、自由に表現してみてください。
ぜひ文章を書くときの参考にしてみてくださいね。