「小物入れのシールがうまく取れなかったけどこれぐらいならいいかなぁ…」
「収納ケースのシールを取ったら糊だけ残ったけど、コレどうやって取るの?」
「新しい食器のシールを取ろうとしたら半分残った」
このような問題を解決します。
無理やりシールを取ろうと爪を立て、食器に傷を残してしまった経験や、
予想以上に粘着力が強力で苦労しますよね。
しかし、身近にあるものを使うだけで残ったシールの汚れ跡も、
粘着のベタベタも簡単に取れるのです!
そこで、この記事では
- 食器のシールがキレイに取れる方法
- 残ったシール跡をうまく取るコツ
についてご紹介します。
この記事を読むことでシール跡も残さず食器もキレイに保つことができますよ。
知っておきたい裏ワザ!食器に残ったシールの取り方3つ
シールが取りづらいのは裏面に塗られた粘着剤が、シールと接着物の間を埋めようと磁石のようにお互いが引き合い密着するためです。
剥がそうとしてもキレイに取ることができず、引き裂かれて汚れ跡となり残ります。
粘着剤の性質を知っていれば、強固で取りづらい汚れも簡単に取れます。
家庭でもできるシールの取り方を3つご紹介しましょう。
60℃のお湯につけて取ろう
シールは熱に弱く、水分が多くなるほど粘着力が低下します。
シール全体に60℃程度のお湯をかけ、温めながら端からゆっくり剥がしていきます。お湯につけることができないものは霧吹きで吹き付けるか、ふきんで覆う方法を試してみましょう。
剥がす時には火傷にも十分、気を付けて下さい。
食器によっては熱を加えることができない素材もあります。その場合には別の方法を考えてみましょう。
台所の中性洗剤を使おう
水や熱でキレイに剥がせない場合や、熱を加える事のできない食器には台所用の中性洗剤が便利です。
洗剤は界面活性剤で汚れを剥離してして落とします。それと同じでシール全体に洗剤を塗り込むことでシールの粘着を剥離させる効果があるのです。
シール全体に洗剤を塗り込んだら、乾燥を防ぐため上からティッシュやラップをかぶせ、30分ほど置きます。
洗剤が全体に浸透して強固なシールも取れやすくなるでしょう。
ドライヤーの温風で取ろう
ドライヤーの温風を当てると糊を残さずシールが簡単に取れます。お湯につけることができない素材の場合はこの方法がおすすめです。
広範囲を温めることで粘着剤が溶けて粘着力も弱くなります。温め過ぎると粘着剤が溶けすぎて取りづらくなるので注意しましょう。
熱に弱い素材の場合には食器が変形する場合があるので、あらかじめ確認しておくことが大事です。
早めがポイント!残ったシール跡を取るコツ
シールは剥がれたけれど粘着のベタベタ糊だけが残る場合がありますよね。指でこすれば指までベタベタになり、さらに広がり苦戦することもあります。
- 粘着剤は熱が加わると溶ける
- 粘りは時間とともに固まる
- 糊は早ければ早いほど落としやすい
このポイントをおさえておくと、粘りにも苦戦することもなくラクに取れますよ。
ガムテープの粘着を使おう
粘着剤のベタベタ糊はガムテープで取れますが、粘着力が弱い紙ガムテープよりも、粘着力が強力で丈夫な布ガムテープがおすすめです。
リング状にしたガムテープを広範囲の汚れ跡に何度も押し付け、粘着を少しずつ取り除きます。徐々にシールの粘着力が落ちるので根気よく続けて下さい。
熱や紫外線の影響で粘着剤が粘性を失いますが、早めに取らなければ時間の経過とともに固まり、取りづらくなるので注意しましょう。
消しゴムでこすると簡単
残った粘着剤を取るのには文房具の消しゴムが便利です。特に紙製のシール糊が残った場合、粘着剤の上から円を描くように消しゴムでこすると簡単に取れます。
カスと一緒に汚れも取り除いてくれるので、汚れ跡は水拭きすればよいのですが、消しゴムによっては強くこすると表面の色落ちや跡が付いてしまう材質もあるので注意しましょう。
油分の多いハンドクリームで取ろう
プラスチックや金属などの油分が浸透しない素材にはハンドクリームが有効的。汚れ全体にハンドクリームを塗り込み、浸透させるだけの簡単な取り方になります。
ちなみに、糊の大敵は油分です。ハンドクリームを塗り込んでしばらく置けば油分で汚れが浮き上がります。浮き上がれば、円を描くようにこするだけでキレイに取ることができます。
最後に水拭きをして油分を取り除くだけなのでラクです。
まとめ:特性を知ってシール跡を簡単に取ろう!
粘着剤は熱や紫外線、油分に弱く溶けて粘性を失う性質を持っています。また乾燥すればより取りづらくなるほど固まります。
粘着の性質が分かればあきらめていた頑固な汚れも、苦戦していた強固な糊も、身近なものを使用しただけで簡単に取ることができるのです。
ぜひ、試してみて下さい。
時間の経過で汚れが強固になる前に素早く取り除いて気分もスッキリしましょう。